師走に入り日本もさぞかし冷え冷えとしてきていることであろうが、常夏のバンコクにおいてもこのごろはそこそこ涼しくなってきている。
特にそう感じるのは朝晩。
さすがに熱帯であるだけに昼間の日向は日本とは比べるべくもなくじりじりと暑いが、通勤途中の朝とか晩飯を食ってからの帰り道とかはそれなりに冷えるようになってきた。
それでも長袖シャツを着て多少ひんやりとするくらいだけどタイ人にとってはナ〜オ（寒い）のだろう。
国王誕生日とクリスマス、それに大晦日がまとめてやってくる１２月のバンコクは、毎年きらびやかな飾り付けに覆われる。
昼間通りかかったタニヤプラザの前にも大きなクリスマスツリーが飾られたし、オフィスから見えるバンコクの夜景でもいくつかのホテルには電飾がつけられクリスマスツリーがかたどられたり、国王の長寿を願う文字が掲げられたりしている。
だいぶ涼しくなってきたし雨もまったく降らないこの季節がタイでは一番いい旅行シーズンである。
旅行代理店の知り合いから電話があった。
どうなることかと思っていたマイル稼ぎのためのチケットが取れたとのことだった。
日程は12/5~6が取れず12/6~7ということであったが、BKK-KUL//SIN-BKKがTGのオープンジョーMクラスで10,490THB、KUL-SINがJLのノーマルYで4270THBだったので発券してもらうことにした。
よしよしこれでマイルは何とかなりそうだ。
あとはマイルが登録されたらすぐにアワードを発券せねば。
スクムウィット・ソイ39の奥、ペッブリーに近いフジスーパー２号店にある串カツ専門店。
フリーペーパーにもよく広告が載っており気になっていた店である。
エスカレータを上り３階まで行くと吹き抜けになっている奥のほうにその店はあった。
そとからのぞいて見ると寿司屋のようにカウンター席がメインで客の入りはそこそこ。
なんとなく高そうな気もしたがここまで来て入らないのは意味がないので店内に入る。
席につきメニューを見ると串カツセット１０本が380THB、２０本セットが650THB。
二人だったので２０本セットを注文するとウェイトレスが怪訝な顔をした。
ビールはハイネッケンの小ビンが60THBでアサヒの大ビンが120THB。
値段が同じならとアサヒを頼んでみるが、やはり未だに日本のものとは違い水っぽくてうまくない。
串カツは天ぷら屋と同じように一つずつ揚げたてを持って来てくれる。
それにつけるタレ類は６種類あり、『これはえのきなのでレモン水で』とか『これはアスパラなので左から２つ目のウスターソースで』と説明する。
そうして次から次へと持ってくるが、ここで先ほどウェイトレスが渋い顔をした理由がわかった。
ふつう２０本もあれば二人分だと思うのだが、このセットはすべて別なもので２つとして同じものはなかった。
でも油がよいせいかあっさりしていて上品な味。
しかも一つ一つが小さいということもありこれならひとりで２０本は食べられたかもしれない。
トンカツ定食やカツカレーなどもあるようだがやはり値段は高めでラーメン亭の5割増ほど。
それでもこの感じなら他の料理もきっと味はいいことだろう。
こてっちゃんが食べたくなりもしかしたら伊勢丹に行けば手に入るかもしれないと飯を炊いてから出かけた。
買い物かごを手にして肉のコーナーや惣菜のコーナーを探してみるがどうやらこてっちゃんは無いようである。
では、ハンバーグか餃子くらいならあるだろうとそっちも探してみたが、日本のスーパーにあるような惣菜としては売っておらずあるのは冷凍食品のポークハンバーグとこれまた冷凍食品ながらフライパンを使わなければならない餃子。
炊飯器と電子レンジそれに電気ポットしか調理器具といえるものは持っていないのでその餃子は買っていっても食べることはできない。
これが日本なら惣菜コーナーにあるんだけどなぁ。
しかし今日の収穫は紀文のイカの塩辛。
今まで買っていたタッパー入りのものは130THBほどしていたのだがこの紀文の商品はなんと半値の65THB。
どうやらタイ産らしいけどえらいぞ、紀文！
関係ないけどちなみに今日は国王誕生日。
昨日やっとマイル稼ぎの旅から帰ってきたかと思ったら、行く前に照会しておいたROP（Royal
Orchid Plus:TGのFFP）から有効マイル数の返答メールがきていた。
それによると現在のマイル残高は18,226でそのうちの3,708マイルが今年中に無効となってしまうらしい。
また中途半端な残り方である。
15,000マイルならタイの国内線のYクラスに乗ることができるが国際線は25,000マイルからでそちらには届かず、今回の旅行の分をつけると国内線Cクラスの20,000マイルに届くかどうか微妙なところだ。
タイのことだからどうせマイルが登録されるのは時間がかかるだろうから1週間ほど見ておいてそれから実績を確認し、20,000マイルに達していたら年末の国内をCで、そうでなければYで切ろうかと思っている。
たぶん国内線ならそれほど混んでいないだろう。
（意外と混んでいたりして、、、）
昼休みにタニヤプラザのゴルフショップをぶらぶらしていたらナイキのフェアウェーウッドを5割引で売り出している店があった。
定価12,900THBが6,450THBである。
近頃はティーショットも含めて7番ウッドをメインに使っていて、そこそこ飛ぶようにはなってきたけれどまだまだまともに飛ぶ人のドライバーには全然及ばない。
かといってドライバーを練習場で使ってみても右にクイッと曲がってしまい飛距離は情けないほど。
だから7番よりもう少し飛ぶ（はずの）5番ウッドが前から欲しかったのだがキャラウェーは17,000THBもして手が届かず、テーラーメードも格好いい方は9,000THB以上する。
そこへ来てこの値段である。
これなら韓国製のミサイルというブランドにちょっと足すだけで手が届きそうな値段だ。
しかもナイキだけあって格好いい。
この時を逃したらきっとしばらく買うことも無いだろうと思い切って買ってしまった。
『現金で払うからまけてよ』と店員に言ってみると6,450THBが6,000THBになった。
明日は休みだから練習場に行ってさっそく使ってみよう。
多少の期待を胸に、買ったばかりの5番ウッドを携えていつものRCAに行った。
軽く柔軟運動をした後で、ドライバー代わりのティーショットを想定してティーアップして打ってみる。
シャフトの長さは7番、9番ウッドと変わらないのであまり気にせずにいつものように振ってみるとキャリーで130ヤードで7番と10ヤードくらいしか変わらないもののランがかなり延びて180ヤードのあたりまで転がっていった。
ここのボールは本番用（それでもロストボールを使っている）と比べると20ヤードくらい飛びが悪いので実戦なら200ヤードくらい飛んだ計算になる。
先週のコースでは7番ウッドがだいたい170ヤードくらいだったから、ま、だいたい番手どおりといったところだろうか。
欲をいえばもう少しキャリーが出て欲しかったが今のところはまあこんなところだろう。
しかしティーアップするとこんな感じでなかなか調子よかったがじかに地面に置いて打ってみるとやはりトップが多い。
これに関してはうまくあたる確率をもっと上げる必要がある。
旅行記の方で度々紹介しているようにLonely Planetは英語版の旅行ガイドブックの大御所である。
バングラデッシュやブータン、ラオスなど歩き方でさえフォローしていない国（ラオスの歩き方が出たのは最近のことだ）もそろえているし、なんといっても情報量が桁違いに豊富で観光地しかのせていない歩き方からはなにも得ることのできない、めったに外国人が訪れないと思われる地域も詳しく書かれている。
インドでもこれでかなり助かった。
今年の年末は8連休になるのでイーサーンのメコン沿いでもぶらぶらしようかと思っていたのでタイ編を買ってみた。
値段は1,095THBなので表示価格の25.99USDをそのままタイバーツに換算した計算で、タイでの絶対的物価を考えると高いながらも日本で買うよりも格段に安い。
タイではこの値段で売れるのにどうして日本ではバカ高くなってしまうのだろうか。
さて内容を読んでみるとさすがロンプラ。
他の国のガイドブックと同じ構成で宿も値段ごとに分けられているし、県庁所在地以外の街でも数多く載っている。
たとえばChaiyaphum。
it's so remote from national attention that even many Thai citizens can't tell you exactly where it is - or even whether it's in the northern or the northeastern region.
こんなところを載せて一体どうするんだ！
以前のロンプラには無かったことであるがこの版（10th Edition）に関していえば地名の現地語表記が併記された。
いままでロンプラの最大の欠点はこれで、英語のわからない現地の人に地名を言っても発音のせいで通じないときに歩き方なら現地語表記を見せればなんとかなるのだがロンプラではその手が使えなかった。
これが改善されたのは発音に厳しい言語圏の国々に行く場合には重宝するであろう。
ただ欠点もある。
文化的な違いなのかロンプラは文字中心の構成。
写真はところどころに『イメージ写真です』といった感じでまとめて数ページを費やしているだけで目的地の書かれているそれぞれのページに写真がないため、写真を見せて『ここに行きたい』という手が使えないのである。
この点は歩き方に限らず日本のガイドブックの方が優れているが、ロンプラは画用紙のような紙質から変えなければならないだろうからちょっとやそっとでは構成を変えることはできないだろう。
しかしいずれにしてもこの情報量の多さ（Lonely Planet Thailandで808ページ）は一般的な日本人旅行者のようにその国を表面的に旅行するのではなく、多くのファランのようにゆっくりと時間をかけてくまなく旅行するには心強い。
マイルが加算されたのがJALのWWWで12/10に確認できた。
実マイルは200マイルちょっとでたいしたことがないが、当てにしていたJGCのボーナスマイルの3,000マイルに加えてJALカードのマイルが2,000マイルも付いていた。
JALカードのボーナスマイルは付くことをすっかり忘れていたのだがトータルで5,000マイルのボーナスである。
そのために現時点で75,000マイル弱の残マイル数となった。
そこで忘れないうちにとさっそくバンコクのJMBデスク（こっちにはJGC専用デスクがないんだよなぁ）に電話して予約を入れることにした。
当初はBKK-TYO-SEL-TYO-BKKと入れるつもりであったが直前にJALのWWWで確認すると最終目的地および出発地は同じエリアなら発券後でも変えられるらしいことがわかった。
でもSELにすると同じエリアというのはPUSだけ。
一方、行き先を中国内のどこかにすればPEKでもSHAでもKMGでも、さらにTPEでも同じエリアになるためその中で変更することができる。
まだどこに行きたいというはっきりした目的地を決めていないのでこちらの方が都合がよい。
ということを考慮しBKK-TYO-PEK-TYO-BKKというルートで適当な日付（こちらも変更可能）で予約を入れてもらうことにした。
しかし日本だとここで予約をすれば自宅住所まで郵送してくれたのだが、こちらでは手続きが違いいったんマイルの引き落としの確認書をFAXで送ってから1週間後に市内のオフィスで受け取るという面倒な手続きを取る。
幸いJALのスリオンオフィスは職場から近いからいいけど他の地域で働いている人にはきっと不便なことだろう。
郵便事情が当てにならないというのが理由だろうがメッセンジャーを使うなりしてこれは改善してもらいたいものだ。
TYO：東京 SEL：ソウル BKK：バンコク PUS：釜山 PEK：北京 SHA：上海 KMG：昆明 TPE：台北
同じアパートの知人に近くにコインランドリーがあることを教えてもらって初めて行ってみた。
（2年も住んでいるのにまったく知らなかった。暑いから出歩かないのだよ）
コインランドリーといってもタイのことだから日本のものとはつくりが違い、ぶっかけ飯屋の片隅にオープンエアー状態で5,6台ほどの家庭用全自動洗濯機が並んでいた。
コイン式のタイマーが備え付けられていて普通の大きさの洗濯機は20THB、タオルケットが洗えるような大きなものが30THBである。
事前情報によると店の人がいて両替が必要ならできるということだったがたまたまなのか、あるいはこれが普通なのか店の人は誰もいない。
日本のコインランドリーには当然ある洗濯洗剤も乾燥機もない。
洗剤は無いと聞いていたので持っていったから問題ないし、日本の梅雨時じゃあるまいし干しておけば1日で乾くから乾燥機も必要ない。
実際、洗濯を終えてアパ-トに戻りベランダに干しておいたら3,4時間で乾いてしまった。
平日にどれだけ遅くまでやっているか解らないけどもし夜中までやっているならそろそろバケツとおさらばしてもいいかもしれない。
週末ごとにゴルフ場か練習場のどちらかに行っていてなんかゴルフに追われているような気がしてきたので今日は気分を変えるためにサイアムディスカバリーセンターの映画館に足を運んだ。
特に見たい映画をやっているわけではなく、ほとんど何も調べずにただ行ったものだから案の定ぜひ見たいと思う映画も無く、ちょうど時間的によかっただけでScary Movie3というものを選んだがそれが失敗だった。
ポスターだけではどんな映画かわからなかったのだけど、トップガンのパロディー映画にトムクルーズ役で出ていた俳優やゴールドフィンガーのパロディーに出ていた白髪の俳優（どちらも名前は忘れた）が出ているくらいだから『怖い映画』というよりまんまパロディー映画でおそらく元ネタはリングのアメリカ版だろう。
笑い自体が小技でガハハと笑えるようなものではなく、これなら先日買ったDVDのJohny Englishの方（主演はMr.BeanのRowan Atkinson）がずっと笑えた。
せっかく大枚はたいてVIP席にしたのに、、、
なんか不完全燃焼だったので帰りがけにWTC（今は名前が変わってCentral World Plaza）でDVDの映画を買ってしまった。
しかもTuxedo、The One、Mi-2の3枚。
家に戻って、買ってから数ヶ月経つのにまだぜんぜん開けていなかったワインをちびちび飲みながらジャッキーチェーンのTuxedoを見た。
VIP席が500THB（普通席なら100THB程度）なのに対してコピーもののDVDが200THBだから値段も安いし、酒を飲みながら見ることもできるし、途中でトイレに行くときでも一時停止できるしでこっちの方がずっとよかった。
気分を変えるのが目的なら映画館もいいんだけど。
ラチャダー方面に仕事で出かけていて帰りが夕方になってしまった。
何回か書いたと思うがここは渋滞の名所で一日も早い地下鉄の開通を首を永くして待ったいるのだが、やっぱり今日もものすごい渋滞。
「ラングナームならBTSのほうがいいよ。こっち（ラチャダー → ラマ９）から行くと二時間くらいかかるよ」とタクシーのにいちゃん。
バンコクのタクシーも数年前から時間距離併用になって渋滞していても稼ぎは増えていくはずなのになかなか正直なやつである。
「OK、じゃモーティットの駅に行って」
Uターンしてラットプラオ方面に引き返す。
「あんた日本人か？東京か？」
「ああ」
「東京も渋滞はあるのか？」
「渋滞するけどバンコクよりはだいぶいいね」
「東京には地下鉄はあるのか？」
「ああ、10本以上あるね」
「バンコクはやっと1本できるんだよ。これで渋滞が減るだろうけど」
「日本の地下鉄はできるまでにどのくらいかかるんだ？何年もかかるのか？」
「ああ、5年くらいかかるね」
「そうなのか、だったらバンコクと一緒だな。名古屋は？」
「よくわからないけど4,5本だろう」
「タイはこれが初めてなんだ」
話し好きな運ちゃん（たまにいる）とこんな話をしていたけど本当に地下鉄が早く開通して欲しいものだ。
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