「ｈｆさん、スキーにでも行ってきたんですか？」
打ち合わせの冒頭でお客さんにそう言われた。
「まさか、それはないですよ。タイではスキーはできないですもん」
「いや、スキーみたいな焼け方してるから」
そう、先日の土日に連続でゴルフに行きサングラスをしたままプレーをしていたら、まさしくスキーに行ったときのように、目の周りだけ白くて鼻、頬の部分が黒いという逆パンダ焼けになってしまったのだ。
そういえば日本にいたときは冬はずっとこんな感じだった。
焼け方はスキーと同じでももうスキーをやるような機会はこの先ずっとないだろうなぁ。
昨晩寝ようとしたころになってものすごい雷雨になった。
光ったと同時に空気が裂けるような音がした。
アヌサワリーにでも落ちたのかと思いカーテンを開けてみたが特に変わった様子もない。
たぶんあの近辺の避雷針にでも落ちたのだろう。
そういえば先日、スクムウィットの高層コンドミニアムに住んでいる同僚と話していたら、横に走る雷を見たといっていた。
地表と雲の高さに差がない山岳地ではよくあることだが、ベランダにいた彼が見たのは目の前のコンドミニアムに落ちた、横から走ってきた雷だった。
さすがに怖くなってすかさず部屋の中に入ったといっていたが、いくら高層といってもせいぜい30階建ての建物に横から落ちる（？）というのはよほど雲が低かったのだろう。
山の中を歩いたりバイクに乗っている時以外は、雷はどちらかというと好きな方で、なんかワクワクする。
でも街中でも身近に落ちたらさすがにびびると思う。
タイ人はピ〜（さがってあがる発音。平成で発音すると目上の人をさす言葉になる）と呼ばれるお化けを信じている人が多い。
TVでもやたらお化けの出てくるドラマが多いし、ピ〜を奉った祠がいたるところにある。
先日それを裏付ける話を聞いた。
タイ人スタッフが泊りがけで出張に行ったときのこと。
男二人女二人だったのでホテルに４部屋を確保したが、こういうのは日本では常識だろう。
ところがホテルの手配をした日本人スタッフに電話がかかってきたという。
『ピ〜が恐いから女の子は一部屋にしてもらえないか』
こういったのが小学生ならわかる。しかし電話をしてきたのは２０代も半ば過ぎの大人である。
日本でこんなことを言ったら冗談か馬鹿にされるかのどっちかだろうが、本人はいたってまじめだったらしい。
さすがに男の方はなんとも言ってこなかったそうだが、ホテルに電話して３部屋にしてもらったそうだ。
今日は朝から降ったりやんだり。
止んだからゴルフの練習にでも行こうかと準備をしているとまたザーっと来て結局行けずじまいだった。
もう９月。
雨季も終盤に入りそろそろ本格的になってきた。
本当に久しぶりに練習場に行った。
今日持っていったのは、ドライバー、ＣＰＲ２６°、それにアイアンは５Ｉ、７Ｉ、ＰＷ。
ソールのヒールを浮かすくらい体に近くアドレスするようにしてから、アイアンが以前より飛ぶようになり今までと距離感が違ってきてしまったのでその確認と不安定なドライバーの練習が目的。
まずはＰＷと７Ｉ。
やはり思ったとおり、ＰＷが８０、７Ｉが１２０（いずれもランは含まず）と以前より１０ヤードくらい余計に飛ぶようになっている。
これはこれでいいことだけど、今まで得意としてきた３０、５０、７０ヤードのＰＷによるアプローチの距離感がずれてきているので、次回はＡＷも持って来て距離をあわせるようにしなければならないだろう。
６Ｉまでは使えるようになってきたので今回は試しに５Ｉを使ってみた。
だが、６Ｉ以下は『ペチン』と乾いた音がするのに５Ｉは『バチッ』と鈍い打音でどうもあたりが悪いらしく距離も７Ｉとさほど変わらない。
上からかぶり気味にあたっているのかもしれない。
５Ｉが使えるようになればユーティリティーはほとんど必要なくなるかもしれないがこのぶんだとまだまだ先のことだろう。
ドライバーはスライスもフックも出ずなかなか調子よく気分も良かったのだが、６箱も打っているうちに疲れてきたのか、本番の後半で出るようになってきた左への引っ掛けが続くようになった。
おそらく原因は左ひざの流れ。
これはちゃんと意識しないとだめなようだ。
ベッドルームの電球が切れストックもなくなっていたので、もっぱらパターの練習場になっているゲストルームの電球を持ってくることにした。
その電球はちょうど頭の位置にあるのでベッドに登って交換しようとしたら、足で感じる感覚が普段寝ている方のベッドに比べてだいぶ軟らかいことに気がついた。
ベッドのマットが硬くて体が痛くなるということはこの日記を書き始めたころに書いたと思う。
しかしこれはこのアパートに限ったことではなく、会社の同僚に聞いてもそういう話が多く、『タイ人は床の上でも平気で寝れるから（外国人向けのコンドミニアム以外では）そんなものなのかもしれない』と半ばあきらめていたのだ。
ところがメインベッドルームの、藁でも入っているんじゃなかろうかと思うほどの硬いものと違い、ゲストルームのマットはスプリングを感じさせる軟らかさ。
これはほとんど使わないベッドにおいておくのはもったいないと交換することにした。
しかし造りつけの寝台からマットを起こすと、キングサイズということもあるがとんでもない重さで、ちょっとでも斜めになるとそのまま押し倒させそう。
以前、同じアパーだったM君が『むちゃくちゃ重かったですよ』といっていた言葉を思い出す。
それでも始めたのが真夜中だったし、もとより同居人はいないので仕方なく一人で移動を開始。
たった１０数メートルの距離がなかなか進まず、何度も浴びせ倒しをくらいそうになりながら交換を終えると汗だくになっていた。
別な意味でよく眠れそうだ。
昼飯時にシーロムを歩いていると新装オープンのカレー屋のノボリに目がとまった。
『日本人経営、日本カレー専門』とある。
今日は時間が余りないのでバーガーキングで済まそうかと思っていたところだったのでちょうどいいので行ってみることにした。
以前もカレー屋があったところでNoodiのソイを入った、ホモバーがあるエリア。
夜はちょっと不気味なので近づきたくない場所である。
店内は明るく、つくりはカフェバーのような雰囲気。
メニューにはポークカレー ４９THB、ビーフカレー ９９THBとあり、サイドオーダーとしてはスープとサラダのセットが２５THBなどなど。
とりあえずビーフカレーにサラダ・スープをつけて注文。（セットで１１０THB、水は別途１０THB）
カレーだから当然だけど、他の日本食屋のように待たされるようなこともなくすぐに出てきた。
見た目は伝統的な日本風の黄色と違い期待できそうな今風のこげ茶色。
で、肝心な味のほうは、高級レトルトカレーを辛くしたような感じ。
香辛料の足りないヨーロッパ風でも、コクの足りないインド風でもなくちょうど良い。
以前のカレー屋よりずっとうまい。
なんか落ち着かないのが難点だけど、この味、値段ならこれからちょくちょくきてもいいかな。
このところ接待が続いている。今夜で３連チャンだった。
酒を飲むのはやぶさかではないがこうも続くと体にこたえる。
今朝も起きると顔がまだほてっていてなんとなく体もだるかった。
それでも営業の人たちに比べればまだましだろうが、場所がらバンコクはこういう機会が多い。
仕方ないといえば仕方ないがちょっときついなぁ。
このごろ日記の更新が遅れているのもこういう理由があったのだよ。
ゴルフ場には距離によってティーグランドの位置が４種類ある。
よく行くRoyal Lakesideでは近いところから女性用の赤、シニアあるいは初心者用の黄、一般的な白、それに一番後ろの青となっている。
普段は白からやっているのだが、今日はうまい人ばかりだったので一番後ろの青ティーからやることになった。
白と青ではトータルで５００ヤードほどの違いがありちょっとしたロングホール並みの差がある。
ロングだと５５０ヤード近い、果てしなく感じるホールがあるし、ショートでも２００を越えるのがあった。
こうなるとドライバーが２００そこそこしか飛ばない自分にとってはけっこうつらく、ミドルでも３オンできればましなくらい。
それでも開き直ったのがよかったのかユーティリティーが素直に飛んでくれたのでスコア的にはベスト＋１０で廻れたけど、まだまだ自分の腕ではバックティーは敷居が高い。
昨日のゴルフ帰りに助手席で居眠りをしていたらガツンという衝撃で目が醒めた。
目をあけると高速道路上で横にはハデハデ塗装のバス、目の前には紺のホンダCRV。
「××××」なにやらドライバーがつぶやいた。
どうやらそのCRVがバスを追い越そうとして割り込んだ際にぶつかったらしい。
ドライバーは追おうとしたがトラブルになることをおそれて他の人が止めると、その車はジグザグ走行をしながら車の列を縫って逃げていった。
タイでは交通事故を起こすと当事者が逃げてしまうことが多い。
停留所でも停まらない路線バスから人がおちそのまま後輪で轢いてしまったかと思ったら、乗客が見ている中運転手は車をとめすたこらと逃げてしまったという話が新聞に載っていたし、ある人が経験した話では、深夜バスが停車中のトレーラにぶつかって死者も出たというのにやはり運転手は姿をくらましてしまったという。
逃げてしまいたいいう気持ちはわからないでもない。
しかしバスの運転手ならすぐにばれてしまうはずなのに、それでもタイ人は恐くなって逃げてしまうのだ。
それに比べれば今日の事故なんてけが人も出てないし、ましてや死人も出ていないからまだまだ序の口なのかもしれない。
でもこんな交通事情では自分はぜったいに車は運転したくない。
今回は接待の話ではなくマッサージの話。
もともと肩こりなのにこのところさらに激しくなり頭痛もしてきたので、昨日に引き続き今日も肩を中心に念入りにやってもらった。
２日連チャンでやってもらったおかげでだいぶ楽になったが、いくら押しても入らない指にあきれたマッサージのおばちゃんは「ケン、ケン！」とぼやいていた。
そりゃそうだろうな。これだけ痛ければかなり硬いはずだが、マッサージが手軽に受けられるのはタイのいいところだ。
いくら痛くても日本じゃ２日連続で行くなんて無理だもの。
先日書いたカレー屋、今日も昼に食べに行った際に入り口付近に張ってあった雑誌の掲載記事を見ると「ゲイの溜まり場」と書かれてあった。
やっぱり、、、、
場所がらそうであっても驚きはしないけど、やはり夜に来るのはやめておこう。
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