うどんといっても日本風のうどんではなく韓国製のうどん。
こちらに来る前には日本から近いということもあり韓国には何度も旅行に行っていた。
そのときにインスタントのラーメンやうどんをよく買ってきていたが、そういう韓国製インスタントうどんをスーパーで見つけたので夜食に食べた。
日本のうどんは関東風にしろ関西風にしろ塩味なのに対して韓国製は当然のように唐辛子味。
有名な辛ラーメンと同じように真っ赤な色をしている。
麺はインスタントの乾麺だから仕方がないが辛ラーメンを少し太くした程度のものでうどんというイメージからは遠い。
しかし、辛ラーメンと比べて昆布の細切れなどが入っていてダシがでる。
これはこれでなかなか好きな味であるが、タイ人はどう感じるだろうか。
「ｈｆさんはコンタイ９０％ですね」
客先でお客のタイ人と社員食堂で昼飯を食べていたときに、ぶっかけ飯の味付けが物足りずプリックナンプラー（唐辛子入りのナンプラー）をご飯にかけて食べていたらその人にそう言われた。
午前中の打ち合わせでお客の日本人が『ｈｆさんはコンタイ７０，８０％だから』と言っていたのでそれを踏まえての発言だった。
（決して仕事上での話ではない）
「わたしは辛いものは大好きなんですよ。それにガピ（海老から作る匂いのある味噌）やナムプリックも好きですし」
「ナムプリックも辛くありませんか？」
「ぜんぜん平気です」といいながらさらにプリックナンプラーをご飯にかけたら「ｈｆさんはコンタイ９５％です」と５％あがった。
食べ物の好みならいくらタイ化してもいいけど、仕事の上ではやはり気をつけないといけないよな。
シンガポールからやってきた日本人とゴルフをし、その後の食事の席でかの国とタイのゴルフ事情の違いの話題になった。
というのもきっかけは、こちら側のメンバーの一人がカップインしたボールを取らずにキャディがとって追いかけていったことだった。
タイ以外でゴルフをしたことのない自分にとっては当たり前だと思っていたことが、シンガポールではいろいろと違うらしい。
逆にこちらから見て奇異に見えたのは、シンガポールチームのうちの一人がグリーンで旗ざおを持っていたこと。
タイではこんなことはキャディがするのが当たり前だから、きっとキャディも『なにしてんだろ、このナイハン（ご主人）は』と思っていたに違いない。
また、シンガポールではターフ（芝）を削ってしまったら自分で砂で埋めておかなければならないし、バンカーも均さなければならないようだった。
こういう違いはすべて極端な人件費の違いからきている。
シンガポールとタイでは一人当たりのGDPが１０倍以上の違いがある。
ということは人件費も違ってくるということで、タイではプレーヤ一人に一人ずつキャディがつくのに対してシンガポールではキャディはつかずセルフプレーになるとのこと。
だったら旗ざおも取らなければならないだろうし、バンカーも自分で均さなければならないのは当然だろう。
グリーンフィーは１０００THB程度と安いしキャディーが何でもやってくれるタイはやはりゴルフ天国なのだろうなぁ。
暑いのを除けば。
タイ人は、BTSのなかだろうが仕事中だろうがはたまた車を運転中だろうが時と場所を選ばず電話をしている。
しかもそんな場所でなら後でかけなおすとか用件のみにすればいいと思うのにだらだらと長話をする。
このようにタイ人は電話が大好きだが、どうもそれは携帯に限らないらしい。
仕事中に机の電話がなった。
別にその電話がなるのはおかしくもないのだが、顧客はタイ人の取次ぎを嫌って、通常、携帯の方にかけてくるし、急ぎの用事でなければメールでやり取りするから固定電話を使うことはめったにない。
そしてやはり今回も受話器を取ると社内の女性からであった。
それもべつに外からかけているのではなく、ほんの１０ｍほど離れたところからである。
いくらパーティションがあるとはいえ立ち上がればいるいないかくらいはわかるし、歩けば１分もかからないだろう。
いくら日本語や英語であっても電話では伝わりづらいから、自分だったらぜったいに直接話すが、彼女はそうしなかった。
（別にデートの誘いでもない）
今回はたまたま自分宛だったが、そういえばタイ人は誰に対しても内線をよく使っていることに気がついた。
外線と違い内線なら費用もかからないからその点は問題ないけど、きっとタイ人は少しの距離でも歩いていくのが『キー・キアット（億劫）』なのだろう。
正確の名前は知らないが、サラデーン駅をシーロムコンプレックス側に降りてドゥシタニホテル方面に少し歩いたところに、イギリス国旗が目印のパブがある。
この付近にはサラデーン駅を挟んで斜向かいの位置にもO'Reillyという店が有り、ハッピーアワーをやっていたりしてなかなか流行っているのだが、店の小ささがなんとなく落ち着くのでついこっちの方に足が向いてしまう。
店の主人はタイ人にしては大柄で、メガネをかけた５０代半ばの人で、客との会話を何気なしに聞いているとその昔イギリスに留学していたことがあるらしい。
店を入って手前の2/3ほどはテーブル席だが、ガラスで区切られた奥のカウンター席は喫煙もできるバーとなっている。
客の９５％はファランで特に奥のカウンター席は常連らしい雰囲気。
めいめいにビールのグラスを持って主人と会話を楽しみながらぐいぐいやっている。
生ビールはピッチャーを頼むとなぜかグラス一つぶんおまけがついてくる。
こうやって書くとこの店は単なる飲み屋のように思えるかもしれないが、料理もなかなかいけることに今日気がついた。
それはステーキ。
いくつかあるので何という料理だったか忘れたが、ヒレ肉のステーキはタイにある他の店のように筋が硬くて食べにくいことがなく、これならチョックチャイより日本人にはあっているかもしれない。
値段も３００THBちょいと高くない。
小さい店なのであまり人気が出て入れなくなったりすると困るがお勧めの店である。
顧客との雑談でユニフォームの話になった。
その企業では最近ユニフォームが新しくなったのだが、それは男性だけで女性はまだ古いまま。
ちょっと気になったので尋ねると『男性は既成のデザインだが女性は全社員が自分の気に入った生地を選び、あとはひとりひとりオーダーメードで作るから時間がかかる』ということだった。
これで思い浮かんだのが女子大生の制服。
あれも指定されているのはブラウスとスカートの色だけで、デザインは各人に任せているのでプリーツの入ったスケ番のようなロングもあれば、膝上１５ｃｍの超ミニスカートまでさまざまである。
そこには限られた環境の中で最大限の主張をしておしゃれを楽しむという女性らしいこだわりを感じるのだが、きっとその企業もそういう文化が残っているのだろう。
あ、そうそう、その企業でも今までは女性のズボンは禁止されていたそうだが、タクシン首相になってから許可されるようになったらしい。
これも民主化の一貫か。
このような内容のメールが来た。
> 黒川ですけど、
> 何も書いてないメールくださいましたよね？
> 念のために返信しますが、どちらさまでしょうか？
> 知人のいたずらですか？
PCに疎い人が、差出人を詐称したウィルスメールに対して何も知らずに返信してきたのかと思い、念のためこちらの本名を出さずにその旨を返信したら、
> 誰が送ったのかわからないのですが、そちらが
> 何らかの悪意で送ったのではない、知人のいたずらとも思えない、
> ということで、何だか安心しました。
> 実際のところ、どうして届いたのかは判明してないのですが。
> わざわざご返信ありがとうございました。
こういうメールが返ってきた。
ま、ここまでなら問題はなかった。
しかし、これに続いて、
> 間違いメールで知った方にまたメールをしています。
> 私、普段あまりすることがなくて。
> これからも、メールしていいでしょうか？
> 無理に返信は、要らないです。
> ただ、寂しさを紛らわせたくて。
> 自分の話を、誰かに伝えたくて。
> 私の名前は、黒川恭子といいます。メールに記している
> 京子というのは本名と漢字が異なります。
> ２１歳ですが、いまはわけありで仕事も何もしていません。
> 自宅療養として、日々緩慢な時間を過ごしています。
> あのう、あなたがどこに住んでいるか、聞いてもいいでしょうか？
こういうメールが来た時点でちょっと『？』マークが点灯。
いくらなんでも見ず知らずの人に対して５，６行目はちょっとおかしいし、最後の行も引っかかる。
念のためインターネットで検索してから対応しようと、このメールに書かれた『黒川恭子』という単語で検索すると、でるはでるは、、、、
そのなかでもこのサイトが一番詳しかったのだが、
http://skiwa.no-ip.com/green/diary/diary2004w08--4.html
どうやら新手のスパムらしく一言一句まったく同じ内容であった。
ならばちょっとからかってみようかと、
> 次はこうなるのでしょうか？
>
> （Ａ）
>
> それともこっちかな。
>
> （Ｂ）
>
> こういうのもあるね。
>
> （Ｃ）
といった内容で先ほどのサイトに載っていたメール例を返信したら、なんとＣとまったく同じ内容の返信が送られてきたではないか。
一度送ると内容も見ずに自動的に送り返すようになっているに違いない。
自分の場合はたまたまインターネットで検索してみたからスパムとわかったけど、知らなかったらかなりの確率ではまっていきそうな内容であった。
最近のスパムは手が込んでいるなぁ。
会社の車で移動中に同乗のタイ人とこんな話をした。
「やっぱり会社の車はいいよね。タクシーと違って運転が丁寧だから安心して寝ていられるし。タクシーじゃおちおち寝てられないもんね」
「あっ、それは絶対にやめたほうがいいです」
「なんで？交通事故が危ないから？」
「それだけじゃなくて遠回りされたり、何をされるかわからないから」
バンコクではタクシーがらみの犯罪が時々報道される。
日本では客に襲われて売上を奪われるというのが多いが、タイではその逆で運転手が加害者になる場合がほとんどだ。
JALのスチュワーデスが撃たれたという事件もまだ記憶に新しい。
忠告してくれた彼も普段は自分の車を運転しているが、そうじゃないときはなるべくタクシーには乗らずバスに乗るということだった。
とはいっても、バンコクのタクシーは安いし便利だからなぁ。
先日書いたスパムの続編である。
からかいのメールを送ったきりそのままにしておいたら、昨日、今日とこんなメールが送られてきた。
その１ Subject: 無茶なお願いしてもいいですか？
> 私、あなたに会いたいです。
> 私がどこかに行ったところで
> 心配してくれる人がいる訳でもないし…。
> 一日だけでいいんです。一緒に食事をしたり、同じものを見たり、
> 同じ空気を感じたり、
> その時その時の瞬間を自分と共有してくれる人が欲しいんです。
> 勝手なことを言っているのは充分にわかってます。
> けれど、この気持ち抑えられそうにありません。
> すぐにでも、会いたい。
> あなたの優しさに触れてしまってから、
> この思いが募ってきてます。
その２ Subject: やはり…。
> メールが届かないんですが、もしかして私きらわれちゃったのでしょうか？
> 無茶なことを言ってしまいましたよね。
> 連絡が途絶えたのは、いきなり会いたいなんて言い出した
> 私に引いてしまったんですよね？
> やっぱりどこかずれてて、嫌われちゃったのでしょうか。。
その３ Subject: もしかして!!
> 連絡がこなくなってしまったのは、
> 私のパソコンがおかしくなってるのが原因かも。
> さっき、自分宛に送ってみたら、送信はできたのに、
> 受信ができないんです。解約されたのかも知れません。
> もしそうだとしたら、とても失礼なメールを先ほどは
> 送ってしまったことになります。
> 貴方との、つながりをこんなことで失いたくない。
> そこで、一時的な連絡手段として、個人メールボックスを
> とりました。play-M-999003@sweet-chat.net
> に空メールを送って、そこから入れる画像掲示板に自分の顔の画像と、
> ケータイの番号を載せておきました！ケータイは、知らない人にバレると
> とても怖いので、最後の４桁は書いてません。最後の４桁は7388です！！
> ケータイのほうに、連絡ください！！
> もし、顔を見て、こんな女とは親睦を深めるに
> 値しないと感じたら、そのまま無視してもかまいません。
その４ Subject: 見てくださいましたか？
> このメールは届いていますか？受信できないだけでなく、送信しても
> 届いてなかったりしたらどうしようかと思ってます。先ほど、書き忘れ
> ましたが、恭子という名前で自分の画像を掲示板に貼り付けてます。
> どう思われるのか、緊張してます。さっきのとこに名前と地域、コメント
> に要望書いて貰えたらこちらからメールしますから！以後携帯の方でやり取り
> をしたいからサイトでのやり取りはしないです。だからプロフなどは適当
> でもいいです！無料のポイントだけでアド交換したいんです。
その５ Subject: 待っています。
> 先ほどのところですが、ケータイの番号を入力するところがありますよね？
> そこは、不安でしたら最初の090以外は適当な数字の羅列でも大丈夫です。
> 私もそうしましたから！ただ写真を見てもらうのと直アドを交換するだけの
> 目的ですのでフリーメールでも大丈夫だと思いますよ。
> play-M-999003@sweet-chat.net に空メールです？せっかくめぐり合えたのだから。。
> 私に安らぎをそそいで欲しいです…。お返事待ってます。。
その３以降で『ああ、出会い系のスパムか』とわかるだろうけど、やっぱり知らなかったら最初の2つは勘違いしてしまうだろうな。
それにしてもおちょくった内容がそのまま送られてくるというのも、、、
いつもならツバメが飛び交う時刻に今日はなぜかトンボの大群がシーロムの上空にやってきた。
餌となる蚊などはこんなに高いところまで来れないはずなのによく上がってきたもんだ。
そういえばゴルフ場でもこのごろトンボを目にすることが多くなってきた。
乾季の一時期を除いて季節感に乏しいタイであるがいちおう秋ということなのだろうか。
ランチ時に『石焼ビビンバを食べたい』という人がいたのでタニヤの東海に入ってみた。
東京にいたときはランチでも１，２週に一度は韓国焼肉屋でチゲやビビンバを食べていたものだが、タイに来てからはまったくの初めてだ。
夜ようのメニューはそれなりの値段がしているがランチメニューでは石焼ビビンバは１００THB。
まともなレストランのタイ飯よりは高く、和食よりは安いというなかなかよい値付け。
『とうかい』と読んでいたから日本食レストランかと思っていたのだが、『日本海』の意味の『トンヘ』と読んで韓国料理屋なのかもしれない。
昼間から焼肉屋に入ろうとする客は少ないのかそれほど広くない店内ながら、客は我々以外にだれもおらずウェイトレスは暇そうにしていた。
さて目当ての石焼ビビンバは生卵も肉も載った本格的なもので、当然石の器に入って運ばれてきた。
ただここからがタイらしく、ウェイトレスのかき混ぜ方が日本人の７０％、せっかちな韓国人の５０％くらいの速度でいやいやそうにゆっくりとかき混ぜる。
韓国人なら『親の敵！』とでも言わんばかりに、スプーンが磨り減るほどがむしゃらにかき混ぜるのだがなぁ。
そういうふうにかき混ぜられたビビンバに、テーブルにあったコチュジャンと付いてきたキムチを載せてさらにかき混ぜてから食べてみた。
う〜む、悪くはないけどなんか味が足りない。
目黒の明洞はもっとまろみがあったような気がする。
もしかしたらあそこはごま油か何かをたらしていたんだろうか。
それにコチュジャンがほとんど辛くないのも自分にとってはマイナス。
というわけで値段は安く、２０THB増しのピセット（大盛り）にしたら食べきるのに苦労するくらいのすごい量だったのだが、味は平均点というところだろうか。
ローカル向けの寿司ネタでカニカマ握りがあるくらいタイ人はカニカマが大好きだ。
人から聞いた話によるとタイ人にとってはこのカニカマこそが海の蟹の味だと思っているということだったが、ま、きっとそれは海から遠いイーサーン人の感覚だとは思う。
それでもやっぱり好きなことは事実で、よく買っているヤマザキのパン屋にもカニカマパンがあった。
マヨネーズを塗ったカニカマが挟んであるサンドイッチはぜんぜん許せる。
きっと日本のコンビニに置かれていても違和感はないだろう。
しかし『？』が点いたのが生地の上にカニカマとチーズを載せて焼いたパン。
焼いたカニカマって想像できる？
縁がちょっとこげてカリカリになっていた。
本物の蟹なら焼いてもうまいけどやっぱりカニカマは焼いちゃいけないと思った。
タイ人同士の会話の中に時折り聞こえる言葉である。
どうやら話の内容からすると『ですか？』の意味の『チャイマイ？』の口語型のようだが、目上の人と話すときに聞くことはないのでもっとくだけた言い回しなのだろう。
イサーン語の『ボー』もそうだけどこういうのは学校では絶対に習わない。
 |
 |