サワディー・ピーマイ！
今夜、北部旅行から帰ってきた。
当初、チェンライの周辺でトレッキングにでも行こうかと思ったが、ファランの観光客は多いもののトレッキングツアーの人が集まらなかったので250ccのオフロードバイクを借りて国立公園めぐりをしてきた。
さすがに北部だけあってこの時期は寒く、フリースにウィンドブレーカ、毛糸の手袋で3日間走り回った。
そのなかで印象に残ったのは、
１ ドイ・アンカーンの桜
２ チェンライ県（ゴールデントライアングル、メーサロン、チェンライ）の観光地化
３ チェンマイ動物園のパンダ
である。
詳しくは旅行記の方に書く（つもりだ）が、ドイ・アンカーンはチェンマイとチェンライの中間を西に行ったミャンマー国境にある国立公園で、キャンプ場などもあり多くのタイ人観光客が訪れていた。
そしてそこに向かうワインディングロードの途中にちらほらと桜が咲いていたのである。
中国国民党が開いた村であるメーサロンに桜があることは知ってはいたがメーサロンにとどまらずチェンライ県内の山岳地にはあちこちに咲いていた。
もちろん日本のそれとは種類が異なり若干寂しげな感じはするもののそれでもなかなかきれいだった。
それと驚いたのがチェンライ県内はどこに行っても格段に観光地化が進んでいたこと。
以前は高級ホテルが2つくらいしかなかったゴールデントライアングルにはホテルがバカスカできていたし、メーサロンも車が多くもはや秘境という感じはなくなっていた。
さらにチェンライ市内にはしゃれたイタ飯屋なんかもあってファランが大勢歩いており、普通の地方都市といった風情からチェンマイに似た観光都市といった感じになってきていた。
最後に寄ったチェンマイ動物園のパンダもやっぱりかわいかった。
タイ人に人気のカオマンガイ屋があるというので行ってみた。
場所はソイ・コンベント、Air Indiaの前の屋台である。
たしかに人気があるらしく7時過ぎに行くとテーブルはすべて満席。
空くのを待っている間にカオマンガイ・ピセット（大盛り）を頼む。
「ここはご飯も肉もおいしいですよ」と一緒に行った日本人。
まもなく目の前のテーブルが空いたのでそこに座って待つこと5分ほど、ただご飯を盛って鶏肉を乗せるだけにしては時間がかかりすぎだが、期待のカオマンガイがやってきた。
ご飯はキラキラと輝いておりたしかに確かにうまそう。
鶏肉より先にご飯をひとくち食べてみると味付けもさることながらこれがタイ米なのかと思えるほどしっとりとしている。
鶏肉もパサついていない。
ふむふむ、なるほど。
これならラングナムの屋台の2倍、シーロムコンプレックスのフードコートの10倍はうまい。
きっと造り方に工夫があるに違いない。
スープも好物のパック・ドン（漬物）。
胃の調子がよくなかったにもかかわらず、あまりにもうまいので、ピセットを頼んでおきながらさらにタマダー（普通盛り）を頼んでしまった。
これなら「バンコクでいちばんうまい」というのもうなずける。
仕事の打ち上げでOishiにタイ人スタッフ大勢と共に行った。
Oishiと聞いた瞬間に『あそこはうまくないんだよな』とは思ったがもう決まっているらしかったからあきらめたが、やっぱりビュッフェコース（499THB）の何を食べてもうまくなかった。
それでもタイ人はおいしく感じているらしく『アロイ・マイ（おいしいですか）？』と何人にも聞かれるので応えに困りながらもとりあえず『アロイ（おいしい）』と応えておいた。
会社払いだしこういう席だから仕方がないが、DAIDOMON同様、絶対に自分の金で行くことはないだろう。
これだけだせば銀宮楼のペキンダック込みのビュッフェが食べられる。
前回の都知事選でも何かと話題を提供してくれたチューウィット氏であるが、また下院議員選挙にチャートタイ党から立候補するらしく、そのためのポスターをあちこちで見かけるようになった。
前回のは現在の都政に疑問を感じていることを示すかのようにあごに手を当て思案深げな表情のものであったが、今回のはすごい。
相変わらず他の立候補者は直立不動でまじめな写真で写っているのに、きっと今の政治構造を破壊するとでもいっているのだろう、大きなハンマーを振り上げて何かを壊そうとしているポーズを取っている。
スクムウィットソイ12のバービア街を一夜にして消し去ってしまったような人だから本気で何かを壊してしまいそうな雰囲気である。
前回の都知事選では3位と善戦したが、あの勢いからすると今回はきっと当選してしまうのではないだろうか。
今日のスコアはベストプラス2。
最初のうちはなぜかトップが多発してよくなかったが2,3ホール廻るとウッドの調子がよくなった。
これはベスト更新かと期待したものの、最後の2ホールで叩きすぎてこの結果となった。
まだまだ100切りは遠い。
NNAの記事によると復興中のプーケット・パトンビーチで「海岸の美観を損ねる」としてビーチパラソルおよびチェアは原則的に禁止される方針だそうだ。
津波で被害にあった上にこれからの食い扶持がなくなってしまうので、当然のように貸し出し業者は強く反対しているらしい。
たしかにチェアやパラソルがなければより自然に近い状態にはなるだろうが、そもそもプーケットはそれを含んでのビーチのイメージがあるし、砂浜にじかに直射日光もろ受けで座らなければならないのなら落ち着かないし暑いので自分としては行きたいと思わない。
『原則的に』というあたりが微妙だがさてどうなることだろう。
旅行代理店に勤める友人のところに用事があって出向くと話の合い間に「hfさん、ソンクランはどこに行くんですか」と尋ねられた。
「う〜ん、まだぜんぜん決めてないけど海外かな」
「プーケット行ってくださいよ。客が減って困ってるんですから」
「う〜ん、プーケットね〜。サムイならまた行ってもいいけど」
「これ、知り合いがプーケットに調査に行って撮ってきた写真なんですよ。まだホテルの1階部分がビニールシートで覆われていたりしますけどかなり復興してますから」
とデジカメで撮った何十枚もの写真を見せられる。
「日本の報道が瓦礫置き場とかばかりとるからキャンセルが増えてしまってるんですけど道なんてもうきれいなものですよ」
たしかに見せられた写真では復興はかなりのペースで進んでいるようだ。
「最近はプーケットは何人死亡したという話だけで映像はスリランカやインドネシアばかりなんですけど日本からの旅行者は勘違いしちゃうんですよね」
「あと2,3ヶ月したら完全に復興しますからソンクランはプーケットにしません？」
う〜む。ビーチパラソルは？
RCAの練習場からの帰りにタクシーに乗ると走り始めてすぐに寺のところで右折してしまった。
「おいおい、まっすぐまっすぐ」と言ったがまったく無視。
どんどんくらいところに入っていくのでちょっと緊張したが幸いにも前にも車が3台走っている。
いったいどこに向かうんだろうと思っていると高架道路の下道に出てすぐにその高架道路に入っていった。
なるほど。
今までもこの高架道路はラチャダーまではつながっていたがRCAのすぐ裏まで延びてきたようである。
そのおかげで練習場から家まで信号をまったく通らずに済んだためにあっという間にたどり着くことができた。
そういえば行きのタクシーの運ちゃんも「この道で行けばサバイ、サバーイ」と言っていたっけ。
このごろRCAのドライビングレンジの近所、ペッブリータットマイの1本北側の通りでよく交通検問を行なっている。
タクシーは停められることはないのだが、バイクは全部、乗用車もほとんどが停められている。
行きがけに信号で隣に停車したピックアップトラックも運転手が免許を差し出すと『こっちへ来い』と言うしぐさで警官に連れて行かれていた。
たぶん違反内容は荷台に人が乗っていたことだと思うが、法律改正以降も高速道路でも平気で乗せていたりするからこんなところで乗せているくらいはたいした問題ではないだろうに。
きっと警官の小遣い稼ぎに違いない。
そういえばこの取締り、つかまった方はみんなその場で袖の下を払って見逃してもらっているが、日本での反則金と同様、罰金はその場で警官に払う必要はなく、あとで警察署に出向いて払うという仕組みになっているということを初めて耳にした。
そうすれば取り上げられた免許証を返してもらえるらしい。
もっとも正式な罰金になると1000THB単位になるからワイロの200THBと比べると違反者にとってもいいことはないのだが。
同僚のタイ人が新車を買った。
ホンダアコードの３Lで１６０万THBだったそうだ。
彼は今までにもBMWを運転していたのでそれはどうしたのかと聞くと
「ありますよ」との答え。
「ありますよって言ったって、、、」
「うちのお父さんは一度車を買うと売ることはしないんですよ」
「で、家に何台あるの？」
「１１台です」
「え〜〜〜、１１台！家族は何人なんだよ」
「家族は１０人ですけど」
「車を運転できるのは？」
「４人です」
「じゃ、ぜんぜん多すぎるじゃん。車はなに持ってるんだよ」
「え〜と、ベンツが２台にBMWが２台、ボルボが２台であとは日本車です」
まったくあきれてしまった。つくづくタイの金持ちというものは、、、
今日は朝から霧雨模様だった。
そのおかげでゴルフはほとんど汗をかくこともなく快適だったのだが、夜になってポロシャツ姿で外に出ると肌寒く感じるくらいだった。
たぶん気温は２０度を少し下回る程度だろうが、そのことを一緒にいたタイ人に言うと「hfさん、タイ人ですね」と返ってきた。
「でも、おまえらも寒いだろう」
「ええ」
ほ〜ら、やっぱり寒いだろうが。
日本だとこのくらいの気温でポロシャツ１枚だとどう？
寒く感じるよね？
それともやっぱり体がタイ化してしまったんだろうか。
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