とある店で飲んでいたら急に店の中がざわざわし始めた。
「どうしたの？」
と隣に座った女の子に聞くと警察がやってきたとのこと。
前にも１２時過ぎに警察がやってきたので閉店時刻になる前にそとの電気を消したということがあったが、今回はそんな感じではない。
さては１８歳未満が働いていないかどうかのチェックかと思っていたら尿検査にやってきたとのこと。
なるほどそれで店の女の子たちがそろってトイレのほうに行ったわけか。
「警察はどこにいるの？」
「あそこ。女の子たちがたくさんいるでしょ。見たい？」
「うん」
「だったら隣のビリヤード台に行けば見れるわよ。ゲームする？」
「ああ、行こうか」
そこではテーブルを並べて私服姿の２人の警官が白い手袋をして試験紙を使い一人分ずつ尿の検査をしていた。
けっしていい加減と言う雰囲気ではないが、それでも検査結果が出るあいだ女の子と軽口を言い合ったり、すぐ隣でへたなビリヤードをしている自分のほうを見て「あとちょっと。ああ、惜しい！」などわりと気楽にやっている。
速度違反で捕まったとき、冗談を言っても無表情で切符を記入していた環７の婦警をふと思い出した。
どちらがいいということは言えないが少なくともタイの警官の方が表情に人間味がある。
カタカナにするとまったく同じになってしまうが、かたや年寄りの意味でもう一方はゲイである。
『ゲイ』というつもりで言ったのが『年寄り』ととられて話がこんがらがったことがあったので確認してみた。
（手元の辞書にゲイのほうは載ってなかった）
前者の母音はエーとアーの中間のエーで声調は下がり（第二声調）、後者は日本語のエーで平声。
ちなみに『直す・修正する』のゲーの母音は前者と同じで上がって下がる第三声調。
頭では理解できたけど実際使う段になって本当に使い分けできるだろうか。
たぶんまたこんがらがるな。
コン・ゲー ＝ 年寄り or ゲイ？
一緒に廻った人についたキャディーが可愛らしかった。
「その子、かわいいですね」
「そうですね」
きれいと言うわけじゃないがニコニコと愛嬌がいい。
「歳いくつか聞いてみましょうか」
「歳いくつ？」
「１５」
「えっ！１５！」
「学生なのよ」と周りにいたおばさんキャディ。
「お母さんも後ろの組でキャディしてるの」とその子。
「お母さんの歳は？」
「３７」
「なんですって？」とさきほどの同行者。
「１５歳ですって。娘さんより若いんじゃないですか」
「え、やっぱり」
「それにお母さんは３７なんだって」
「えっ！」
そんな我々の会話に「なに？」とその子が割り込んできた。
「この人の娘と同じくらいだって」
「そうなの？クンポ〜（パパ〜）」と腕にしがみついた。
（なんか場所が違う気がするが日本語でパパ〜と言われるよりはずっとましだろう）
学校の休みの土日だけ働いているようだったが「今度来るときは予約してね」と意外としっかりしていたので将来は売れっ子になるかもしれない（？）。
ラチャダーから西に入ったところにホワイクワーンという市場がある。
存在は知っていたものの、用事もないので来たことはなかったが、ラチャダーからタクシーに乗ったらなぜかラマ９を通らずにこのホワイクワーンに入っていった。
時刻は午前２時。
しかし道の両側は屋台に限らず衣類の商店も薬局も、ありとあらゆる店がまるで夜の８時くらいの明るさで煌々と営業していた。
周辺の飲み屋の子たちが仕事帰りの２時過ぎによるという話は聞いていたが、その明るさにすごく驚いた。
いくら新宿でもここまではないだろうし、バンコクのほかのエリアでもこの時刻にこれだけ賑わっている場所はそうないと思う。
今日のNNAにスワンナプーム空港の開港が正式に９/２８になったとの記事が載っていた。
国内のTG、PGそれにエアアジアなどがその日に間に合うように試験飛行を開始するらしい。
この空港の開港に関しては７月末だと言ってみたり、いや年内は無理かもしれないと言ううわさが流れたり、今回の９月説も政府が言ったと思ったら管理会社が否定したりと、一国を代表する国際空港とは思えないほど話が二転三転四転五転と数えるのも馬鹿らしいくらいコロコロ変わっていたのだが、どうやら本当に９月末で無理やり開港させそうな気配になってきた。
いくら政府がいったところでIATAあたりがまた反対するかもしれないがタイとしてはともかく強引にオープンしそうな感じである。
航空会社や旅行会社はいいかげんにしてくれといったところだろうし、いくらなんでも開港当初の便には絶対に乗りたくない。
きっとY２Kのときより格段にリスクは高そうだ。
『タイの地元新聞を読む』によるとシーロム地区で猥褻DVDや違法コピーのDVDを販売していた6人の男たちが捕まったんだそうだ。
なんでも通報に基づく内偵捜査により逮捕に結びついたのだそうだが、あれだけおおぴらにやっていて通報もへったくれもないもんだと思う。
でもこれでしばらくは腕をつかんだりしてうっとおしいあの客引きを相手にしなくてよいのはいいことである。
時間がなかったのでCMPのフードコート（食券制食堂）で晩飯を食べた。
ここでも何回か書いたことがあるが夕方６時を過ぎているのに客の入りはまばら。
とりあえずバーミーヘン（汁なしタイラーメン）を食べてみると、バーミーヘンってこんなんだったっけと思うほど麺はのびのびで味もぱっとしなかった。
しかもそれでいて近所の屋台より１０THBほど高め。
これじゃいくらなんでも従業員が外に食べに行ってしまうのを抑えることはできないだろう。
もっとどうにかしろよ > CMP。このままじゃつぶれるぞ。
今週は接待続きで疲れていたのでストレス解消のために昨日の夜からパタヤにやってきた。
いつもはエカマイからロットトゥア（エアコンつき大型バス）に乗るのだが、今回はCMPのところに新しくできた乗り場からロットトゥー（ワンボックス車の乗り合いバス）に乗ってみた。
CMPから南パタヤのワットチャイモンコーンまでで料金は150THB。
エカマイまで行く必要がないので、ものぐさなタイ人にいかにも受けそうだが、モーターウェイをかなりのスピードでぶっ飛ばしたにもかかわらず、途中シラチャーやチョンブリーに寄ったので、けっきょくいつものバスより３０分以上余分にかかってしまった。
BTSでエカマイまで行く時間を考えると同じくらいだし、料金もトータルではほぼ同じなのだが交通事故に遭うリスクを考えるといつものバスのほうがいいかもしれない。
パタヤに来るとこのホテルに泊まることが多い。
もちろん予約などほとんどしたことがなくいつもウォークインである。
スタンダードルームが１２００THBの中級クラスのホテルだ。
前にも書いたが、窓枠がアルミサッシでなく鉄サッシ、A/Cも床置きと設備は古く、ベッドサイドのライトのスイッチを入れると配線から火を噴いたりと部屋のメンテナンスもよくない。
さらに従業員もアホばかりで腹の立つことも多いが、このホテルのよいところはその中庭である。
このグレードのホテルではプールのないところや、あっても日をさえぎるパラソルすら置いていないようなところも多い中、ここの中庭には大きな木々が生い茂りそれに囲まれるようにプールがある。
ホテルの敷地がビーチロードに面しているため海にすぐに出られるのもポインタが高い。
あまり混んでしまうと困るがこのクラスならそこそこお勧めの宿である。
BTSのトンブリー方面への延伸工事が年内に完了し来年6月に営業を開始するとの記事が『タイの地元新聞を読む』に出ていた。
かなりの部分ができていたのに実は国会の承認が通ってなかったり、主導権を国が取るかバンコク市がとるかでもめていたりと何かと話題性のある工事であったが、渋滞解消の切り札として川向こうの住民が永いこと待ち望んできた延伸がようやく実現することになる。
路線が延びていって車に乗らなければならない人が減りバンコクの渋滞が緩和されればそれに越したことはないが、そのまえに今のBTSの混雑状況を解消するためにそろそろ車両の数を増やしたらどうなんだ > BTS。
前回行ったときは定休日でしかたなく近くのイタ飯屋に入ってしまったが、今回はしっかりとフリーペーパーで定休日を確認してから行った。
店内はカウンターだけ。
メニューはつまみになりそうな一品ものはほとんどないかわりに、スープはあっさり系とととんこつ、麺も細麺と太麺が選べるというラーメン専門店。
壁に貼られた短冊を見回してフリーペーパーに出ていた写真がうまそうだった醤油ラーメンを頼んでみると『醤油、マイミー』とまず出鼻をくじかれた。
仕方がないので店の名前を冠した雷ラーメンを頼んでみた。
スープはとんこつ。
麺は細麺（というより普通の太さ）。
とろけるようなチャーシュウはうまかったが、スープは東京のニセ博多ラーメン屋のようでいまいちインパクトにかける。
値段は140THB。
これだけだと評価的には60点というところだが、つぎはぜひ醤油ラーメンを食べてみたいと思う。
（まさか本当にあるんだろうな？）
ティダイーサーンの隣に1年位前にオープンし、当初はあまり客も入っていなかったのでそのうちつぶれるだろうと思っていたマッサージ屋がこのごろいつも賑わっている。
雨季に入り毎日折りたたみ傘をかばんに入れているせいかこのところ肩こりがひどかったので入ってみると10分ほど待たされた。
シーロムやスクムウィットなら観光客相手だろうが、こんな場所で客はどんな人たちだろうと思いながらマッサージを受けていたらとなりのおばちゃん2人組はタイ人だった。
そもそもマッサージ屋でタイ人に会うこともあまりないが、おばちゃんが客で来ているというのは初めて見た。
料金は1時間200THBで2時間で350THB。
場所を考えると特に安くもない。
ちなみにCMPの地下にも小さなマッサージ屋ができている。
この数日サラデーン駅周辺で物乞いをしている坊主がいる。
いちおうタイの坊主と同じくカラシ色の僧衣をまとってはいるが、タイの坊さんは朝の托鉢時にしかこういうことはしていないし、そもそも通行人に対していちいち頭を下げることなど絶対にしないはずだ。
やはりすぐにわかるらしく、ふつうの乞食には慈悲深い一般タイ人でさえまったく無視して目の前を通り過ぎている。
見た目は東〜東南アジア系だが、タイあるいはこの周辺の仏教事情を知らない外国人であることはあきらかだ。
日本にも繁華街にニセ坊主がいたりするがタイでこんなことをやっていたら仏教を侮辱しているとかですぐに捕まるだろうな。
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