「あなた、日本人ならこのお札両替してよ」
マッサージ屋で準備を待っている間にマッサージの女の子に言われた。
その子がレジからわざわざ取り出してきたのは聖徳太子の描かれた旧札の１万円札。
久しぶりに見るとその大きさに威厳を感じる。
「これ使えるの？」
「ああ、使えるよ」
「お客がこれで払ったんだけどタイでは両替できなくて２年もこのままなの。あなた日本人なら日本に帰るでしょ。両替してよ」
「いや、日本に帰る予定はないからだめだよ」
「帰らないの〜？」
「ああ」
いつかニュースでタイにおいて日本円の旧札の偽札が出回っていると聞いたことがある。
いまのところ日本に帰る予定もないし、偽札をつかまされてもバカらしいので断った。
それにしても、もしこれが真札だとしても迷惑な日本人がいたものだ。
サラデーンの駅を降りると歩道が濡れていた。
雨ではない。
毎週月曜の朝に行われている道路の清掃作業のあとである。
スクムウィットあたりでも行われているのかもしれないが、シーロム通りでは散水車が路肩と歩道に水をまいてそのあとを作業者が竹箒でごしごしこすってきれいにしていく。
公共心が欠けているタイ人によって放っておけばすぐに汚くなってしまうタイの道も、こうやって地道な作業が行われているからカルカッタのようにならずに済んでいる。
３月も半ばを過ぎていよいよ暑くなってきた。
つい１週間くらい前まではまだ朝はさわやかだったのだが、今日はアパートから出るとすぐにねっとりした暑さがまとわり付いてきた。
タイはこれから４，５月にかけてが酷暑季。
つらい季節が始まる。
夜、バスルームで歯を磨いていたら視界の片隅に茶色いものが動くのが見えた。
頭を振ってそちらを見るとそこにいたのはやはりピーター。
つまりこちらで一般的な茶色く大きなゴキブリであった。
自炊はほとんどしないので食料になるようなものはないはずだからこの部屋に生息しているとは考えられず、おそらく洗面台の排水溝あたりから上がってきたのだとは思うが、それでも部屋で生きているピーターを見たのは５年ぶりくらいだった。
アパート入居後まもなくコンバットもどきを部屋のあちこちに置いたのだがさすがにそれの効き目も薄れてきたか。
ｎｅｗｓｃｌｉｐの記事によるとタイ政府が２００８−２００９年の民間企業の昇給の目安を承認したそうだ。
最低賃金ならまだ理解できるがなんで政府が民間企業の昇給率まで口を出す？
自由主義にみせかけてこの国は実は社会主義国なのだろうか？
今週は睡眠リズム障害がひどい。
なぜかしらないが日本にいたときからこの時期になると重症になってくるのだが、今週は夜に連続で４時間以上眠れなくなってしまった。
当然昼間は眠くてかなりつらい。
寝つきが悪いなら睡眠導入剤を飲めばいいのだが、こういうパターンだとそれも意味を成さない。
病院に行って睡眠薬をもらってこようか。
またピーターが現れた。
先日いたやつ（一号）は中性洗剤攻めにしてやっつけたのにそいつの兄弟と思われるやつが便器の横で死んだふりをしつつもひげをぴくぴく動かしていた。
一号はおろかにもバスタブに逃げ込んで洗剤攻めにあってしまったが、それに比べてこいつは賢いのかその攻撃が使いづらい場所にじっとしている。
そしてゴキブリ用の殺虫剤がないか寝室で探しているうちにいなくなってしまった。
これはいよいよコンバッドもどき（Ｒａｉｄという商品名らしい）を買わなければならないか。
シーロムのフィットネスに行った帰りにシーロムコンプレックスで買い物をしていこうと足を運んだら立て看板があって閉店していた。
タイ語で書かれたその看板を斜め読みしてみるとどうやら昨日から明日まで地下のＴＯＰＳを除いてシーロムコンプレックス全体が休業しているらしかった。
なにも土日を絡めて休まなくてもよさそうなものだが、そういえばタイのショッピングコンプレックスあるいはデパートというものは普段はまったく休まないということを思い出した。
その労働の密度を別にすればある意味日本よりまじめである。
あいかわらず４時間以上連続で寝ることが出来ないのでしかたなくバンコク病院に行った。
診察はいままでも逆流性食道炎などで見てもらったことのあるＪＭＳの若い男の先生。
４時間以上寝れないことを告げて睡眠薬をもらおうとしたら『睡眠薬はきついので精神安定剤にしましょう』という。
たんに寝つきが悪いのなら睡眠導入剤でもいいのだがそうではない。
「それって６時間以上効きますか？」
「人によって違いますが私は効きます。いままでに睡眠薬を飲んだことは？」
「同じ症状になったことがあって日本で処方してもらったことはあります」
「どうでしたか？」
「その時はよかったです」
「薬の名前は覚えてますか？」
「いえ、覚えてません」
「ではやはり精神安定剤にしておきましょう」
「でもハルシオンは、、、」
「はい、ハルシオンでいいですね？」
ハルシオンは睡眠導入剤で短時間の効果しかない。
「いや、ハルシオンは効かないんですよ」
「そうですか、ハルシオンは効きませんか。う〜ん、では別な薬にしましょう」
と、もらってきた薬。
インターネットで調べてみたらハルシオンと同じ超短時間型に属するＳｔｉｌｎｏｘという薬。
日本ではマイスリーと呼ばれているらしい。
飲んでみたがやはり５時間で目が覚めてしまった。
だめじゃん。
サイアム駅で乗り換えのためにＢＴＳを降りると途端に眼鏡が曇った。
もちろん車内の冷房が効きすぎているせいだがこの時期までこんなことはなかった。
体でも感じられるようにあきらかに湿度が上がってきている。
先日ピーターが現れたかと思ったら今日は壁にチンチョーが張り付いていた。
これまた久しぶりで日記の記録によると２００４年の１２月以来らしいが前回のと違って今回のは体長７，８ｃｍとまだまだ小さなものだった。
ピーターにしてもそうだがなぜこのところこう連続して出現するのだろうか。
缶入りのスパゲッティーソース。
ビーフとチキン、ポーク、ツナがある。
ためしにポークとツナを食べてみたが具（ポーク／ツナ）以外はトマトソースで味は同じ。
そのトマトソースは塩加減もちょうどいいし、イタリア製のソースと違って具も入っているのはいいのだがなんで同じ味付けになってしまうのだろう。
日本ならポークとツナでソースの味は根本的に変えるはずだがなぁ。
どちらもＴＯＰＳで１缶２８ＴＨＢ。
このところアパートのエレベータが犬臭いことが多い。
原因は間違いなく隣のタイ人の飼っている犬なのだが、最近までこんなことはなかった。
エレベータを降りたあとにもこれだけ臭いが残るのなら部屋は相当臭いはずだが体を洗ってやったりはしないのだろうか。
薬の助けでぐっすり眠れたおかげもありまた特にやることもなかったので昨日に引き続きフィットネス（California
WOW）に足を運んだ。
ただし昨日はシーロムブランチで今日はサヤームパラゴン。
これについては以前も書いたことだが改めて感じたことを書いておく。
まず客層の違い。
サヤームパラゴンブランチは中流以上のノーマルなタイ人がほとんどなのに対してシーロムのほうは５％ほどゲイが混じっている。
シーロムのソイ４もあるしスリウォンのゴーゴーボーイも近くにあるのでそういう環境のせいもあるだろう。
次は設備。
シーロムのほうはとにかくシャワールームがひどい。
水の出は悪いし温度調整も難しい。
サウナもベンチの背もたれやヒーター周りの防護柵が壊れたままで電球も切れている。
唯一優れているのはワンフロアーでエアロバイクもマシンも済ませられること。
この点はサヤーム店もスクムウィット２３店も及ばない。
アクセスに関してはやはり駅に直結しているサヤームが便利でしかも家からも近い。
というわけで総合点ではやはりサヤームパラゴン店が上。
携帯から写真をメールで送ると、以前は確かxxx@mms.ais.co.thとかになったはずの送信元アドレスが送信先と同じアドレスになっていた。
これってプロバイダーによってはスパム扱いされないか？
それにＴＯＴもしそうだがなんでアナウンスなしにそういうのを変える？
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