今朝はアラームのなる前に目が覚めた。
朝食をとって部屋に戻るとハウスキーピングとか部屋を間違ってノックするやつとか、ワン切り電話と何かと騒がしい。
最後の日くらいゆっくり過ごさせて欲しいものだ。
事前予告通り、今日はムンバイの沖に浮かぶエレファンタ島に行ってみようと思う。
ムンバイは今まで何回も宿泊しているけど中継地点として宿泊するだけというパターンが多いのでエレファンタ島は初めて。
チャーチゲートからインド門までタクシーで移動。
チケットブースでチケットを買いインド門の裏から船に乗る。
エレファンタ島までの1時間、周りは中国語ばかりで「Photography not allowed on the boat」張り紙があっても完全無視で写真を撮りまくり。
どうせ読めないしと思っていたらインド人ガイドが率先して記念写真を撮ってやってるじゃん！
船着き場から遺跡の麓まではミニ列車も走っていたけどなかなかやってくる気配もなかったので歩いて向かう。
料金小屋を過ぎると石段が続き、その両側に土産物屋がずらーっと並んでいた。
エローラは仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の混在した遺跡で、アジャンターは仏教だったが、こちらはヒンドゥー教遺跡。
建物前が広くとられている第1窟はエローラの29窟と同じような守護神に守られた小部屋があり中にはリンガが祀られていた。
柱の装飾は簡素。
完成する前に放棄されてしまったのだろうか。
奥には珍しく3面の顔を持つシヴァ神があり多くのインド人観光客が（他では禁止されている）ストロボを光らせていた。
2〜5窟は進むに従ってショボくなるので時間がなければこの第1窟だけ見れば充分だろう。
参道の食堂でベジターリ。
こんなところでも味はまともで値段はたったの130INR。
インドはこういうものを食べている分にはほんとコストパフォーマンスは良い。
階段で足がだるかったので帰りは列車に乗って行こうとしたらミニ列車の乗り降りは本物の列車と同じ混沌ぶり。
インド人客は降りる人を待たずに強引に乗り込もうとしている。
そんなに先を急がなくても乗れるだろうにやはりインド人のサガなんだな。
こういうところ、インド人と中国人は同類。
 |
| インド軍空母 |
いったんチャーチゲートに戻った後でまだまだ時間が余りまくっているのでハッジ・アリー廟とやらに出かけてみることにした。
チャーチゲート駅近くに屯していたタクシーに声をかけると「200INR」
そりゃちょっとぼりすぎじゃないの、と相手にせず。
暇そうに停車していたタクシーは「行かない」
そうか、そうなのか。と3台めでやっとタクシー確保。
するとハッジ・アリー廟の手前が大渋滞。
なるほどこういうことだったのか。
それでもメーターで来てくれた運ちゃんに感謝しつつ車を降りる。
土産物屋の連なるエリアを過ぎたところでハッジ・アリー廟へ続く歩道が見えたが、それの感動よりも何よりも周りの海岸に捨てられたゴミの凄さに目がいく。
ヤギが頑張って生ゴミや紙を食べようにもビニールゴミはどうしようもない。
こういうところ、インドはまだまだ公共心が育ってないんだよなぁ。
その参道には土産物屋以外にも様々な人たちが店(？)を出していた。
乞食や軽食屋はインドで人の集まるところならどこにでもあるが、ここは体重計を置いて商売している人が7,8人並んでいた。
タイだとコインを入れれば自動で測れる機械がローカルなショッピングセンターに置かれているが、体重測定屋である。
1日一体いくらの売り上げになるのか、そしてここまできて体重を測りたくなる人はどういう人なんだろうか。
門の中はかなりの混雑。
左手に3階建てで壁のない建物がありどちらは参拝者の休憩所のようだ。
人の姿が見えたのであの上からの方が霊廟がよく撮れるかなと入って行ってみる。
数とその裏側には海岸が広がっていて海風が心地いい。
参拝客たちもピクニック気分で食事を広げてくつろいでいるが廟に向かってお祈りしているようでもない。
安全な海水浴場といったところなのだろうか。
帰りがけらにマハーラクシュミーというヒンドゥー寺院によっていくことにする。
ハッジ・アリーからは近いようだったので歩いていくが、車道で削られた狭い歩道にすごい人の波。
行くにも思うにならずただただ人の流れに押されて本堂に入っていく。
なんかの祭典日のようでそれほど大きくない寺院内に老若男女が露店をかきわけ、立ち止まりつつひしめきあいがながらさきにすすんでいっている。
全然進まないのにひどい暑さ。
それほど熱心な信仰心もないのでので本堂に行くのは途中で諦める。
タクシーでチャーチゲートエリアに戻るとホテルの明日向かいにちょっと洒落たレストランを見つけた。
客も何組か入っており白人はビールを飲んでいる。
よし、ここで出発まで時間を潰すことにしよう。
この店は酒につまみはほんのちょっとで実は隣のベーカリーから買ってきた焼きたてパンをお茶と一緒に楽しむような店だったがそれでも多少のつまみはあったので(不味い）ベジカツレットをつまみにビーはルをちびちび。
クロスタービール小瓶3本とベジカツレットで、1,582INR
やっと時間がやってきたのでホテルの前から車に乗って空港まで戻ろ。
けっきょく渋滞するのはその前後がほとんどなので有料道路を使っても10分くらいしか変わらなかった。
since 2015/1/26
