今週は3連休。
この時期は雨季が開けるか最後の土砂降りか微妙な時期で先々週までどこに行くか決めかねていたのだけど天気の良い日が続くようになりだったらビーチに行こうと考えた。
しかしこのごろのタイはみんな余裕ができてきたらしく連休となるとどこもひどい渋滞。
車で行けて手軽なフアヒンは普段3時間のところたぶん5時間くらいはかかるだろうしサメットもかなりの混雑ぶりだろう。
かといってプーケットもサムイもエア代を含めて物価が高い。
ということでいろいろ検討した結果、やはりチャーン島（ゴ・チャーン）に出かけることになった。
地球の歩き方に載っているチャーン島への行き方はエカマイからトラート行きのバスに乗って、、なんてことしか書かれてないけど最寄りのトラート空港まではバンコクから1時間ほど、そこからはバンコク航空提携のロットゥーに乗ればホテルまで送り届けてもらえる。
旅行会社に手配せずともじつは結構便利だったりするのだ。
ちなみにデジカメでプロペラを撮影するとこうなるけど、
iPhoneだとこうなる。（こんにゃく現象）
というわけで昼過ぎ着のPG便でトラート空港に到着。
ロットゥーに乗り込んでフェリー乗り場にやって来ると案の定すごい車の数。
ほとんどのナンバーがクルンテープ（バンコク）。
スワンナプーム空港までのモーターウェイのあの渋滞から想像するにここまで来るにも相当な時間がかかったことだろう。
船に乗るまでここで30分以上待つことになったがいつものように空港からのロットゥーは別扱いのようでフェリーが到着すると別な入り口からスルスルと船に乗り込んでしまった。
これが逆の立場なら文句も言いたくなるが、こういうところには従順なタイ人はクラクション一つ鳴らすこともなく。
30分ほどの乗船で島に上陸。
ここからはさほど混んでいることもなく更に50分でホテルに到着。
今回のホテルは3年前の5月にやって来たらずーーーっと雨が降り続き一度も水着に着替えることなく昼間から雨を眺めて飲んでいただけという因縁の宿だったが、今回は晴天。
しかも乾季らしく空気もひんやりしていて心地よい。
敷地内を軽く偵察したのちに水着に着替えてプールサイドに出る。
連休といえど客はファランばかりで静か。
プーケットやパタヤなどと違いチャーン島は中国人がほとんどいないのもよろしい。
ちょっと小腹が空いていたのでレストランのにいちゃんにビアシンとパッシーイウ・ムー（幅広麺の醤油炒め豚肉入り）を注文。
プールサイドのビーチチェアーに寝っ転がってこんな風に飲み食いできるのもリゾートホテルのいいところだ。
サバイサバーイ。やはり来てよかった！
パッシーイウを頼んだはずだったのだがグリーンペッパーが入っていてちょっとキーマオ風。
久しぶりに本を読んだり携帯でFBをやったりして夕暮れまでそこで過ごす。
部屋に戻りビールを飲みながら明日はどうするか考える。
ゴ・チャーンに来た時は2日目はたいていシュノーケリングに行くのだが、これだけ天気がいいと逆にもったいない。
それに今回は3日しかないのでやっぱりビーチでのんびりすることに決めた。
夜もホテルのレストランでシーフードプレート。
イカはいつものようにプリプリしていたが、あまり期待していなかった白身魚も脂が乗っていてうまかった。
野菜炒めとビールとで541THB。
今日も朝からいい天気。
朝食後に文庫本とiPhoneを持ってプールサイドへ向かう。
といってもiPhoneから流れてくるのは音楽ではなくPodcastの髭男爵と爆笑問題、ジムでワークアウトしている時も最近はずっとこれだww
ビーチチェアーを確保し背もたれにバスタオルを広げるとお世話係りのにいちゃんがやって来て座面にシーツをさっと広げてくれた。
こういうサービスは初めてだけどやってくれるならありがたい。
ついでに日が当たらないよう、パラソルの位置も調整してもらう。
そんな感じで午前中はずっとビーチチェアーでゴロゴロ。
目の前の海には白いヨットがやって来ていた。
昼もプールサイドで食事。
今回はパット・プラムック・カイケム（イカと塩ゆで卵の炒め物）とビアシン。
以前痛風が発症して以来ビールはちょっと怖いのだけどまあ、いってしまえw
旅行でタイに来るような人だとあまり知らないかもしれないけどこのプラムック・カイケムはビールに合う。
置いてある店は限られるけど見つけたら一度お試しあれ。
日差しの向きが変わってきたのでパラソルの位置を徐々に調整。
これをやらずに直射日光をもろに受けている2時間で肌は真っ赤、夜はヒリヒリして眠れなくなり、そのあとは皮膚がペリペリ剥がれてくる。
タイの日差しをなめるなよ、そこのファラン。
暑くなってくると海に入ってて波に揺られそれに飽きたら読書。
それを繰り返しながら時々ビアシン。
ああ、極楽、極楽。
夜はLonely beachの方に歩いて行ってみる。
外に出るのをためらわせるためにわざとそうしているにではないかと勘ぐってしまうほどホテルの周囲は相変わらず真っ暗。
しかも敷地の隣にはスプレーの落書きが印象的なシャッターを降ろしたままの商店が並んでいる。
その前の暗がりでバイクにまたがってボソボソと話し込んでいるガキども。
女性の一人歩きでなくてもあまり好ましい雰囲気ではない。
そこを通り過ぎると路上に灯油ランプが並べられており、隣のホテルの敷地内に道が繋がっていた。
さらに暗がりを数分、リゾートには似つかない掘っ建て小屋のような食堂を過ぎて進んでいくと緩やかな坂道に沿ってLonely beachの集落がやっと現れた。
パタヤやプーケットのパトン、そしてサムイのチャウェンは言うに及ばず、同じチャーン島のサイカーオすら街に思えるほどの、それでいてファラン好みのバー&レストランが並ぶ木立に囲まれた集落。
リゾートと自然が程よく混じり合ったこの雰囲気は他に似たような場所をあげるとすればサメット島のサイケーオだろうか。
水を買おうと、暗闇に浮かんオレンジ・白・緑の3色の看板を目指していくと何か店の雰囲気が違う。
ふとロゴを見上げると7-11ではなく、なんと7Dayだったww
7-11の本部もさすがにここまで文句を言いにくるようなことはないと思うけどね。
店頭の棚に魚介類を並べていたデーンシーフードという店に入ってみた。
店頭でプーマー（渡り蟹）を3つ蒸すように指示しサンマのような銀色で細い魚を一匹焼いてもらうようにしてテーブルに着く。
プーマーが出来上がるまでのつまみにキャベツのニンニク炒めとサヤエンドウ炒めをつまみにビアシンを飲む。
客の7割りはファラン。
オープンエアーで、高級な店ではないが、旅行者にはこういうワイルドな雰囲気が受けるのだろう、けっこう賑わっている。
暫くして運ばれてきた蟹に手をつけてから思い出した。
これっていわゆる甲殻類だから痛風に悪いじゃん。。ま、いいや。
その蟹は味噌も多少あり味は普通、サンマのような魚は大味でイマイチだった。
せめて塩を振って焼いてくれたらよかったのだけれど小皿にプリックナンプラーをもらう。
トータルで600THB。
早いもので今日が最終日。
今朝も朝からすっきり晴れた。
空港へのピックアップは2時半なので朝食後にプールサイドに向かう。
昼までここにいて着替えてからチェックアウトしレストランでビールでも飲んでいればいいだろう。
ビーチチェアに横になって文庫本を広げていると、今日は地元民が投網を持ってやってきていた。
船の上から投げるならわかるけどこんな砂浜からなげて魚なんか捕まえることができるのだろうかと暫く眺めているとやはり全くかからないようだった。
年齢層も若いようだったし投網の投げ方の練習だったのだろうか。
昼もホテルのビーチサイドレストランでヤムウンセンタレー（食べたことのある人はきっと忘れない辛い春雨サラダ・シーフード入り）、ラートナー（餡かけ幅広焼きそば）+ビアシン。
そりゃ近所の食堂で食べるよりは割高だけどこういうリゾートでも手ごろな価格で食べられるのがタイのいいところ。
このバランスが今の自分にはちょうど良い。
チェックアウト後迎えに来たロットゥーで空港に向かう。
今回はいつかのように途中の坂道から渋滞しているようなことはなく、フェリー乗り場の近くまで難なく到着。
間もなく到着した船にスルスルと乗り込む。
フェリーの座席に座り離れつつあるチャーン島を眺めていると「あれ、hfさん？」と声を掛けられた。
見覚えのある顔が半分訝しげに半分驚いたような表情でこちらを見つめていた。
最後の最後に人生初のインフルエンザにかかり挨拶もろくに出来ぬ間に別れてしまった前職でのタイ人の部下であった。
「おお、チャーン島に来てたんだ」
「そうなんです、両親と兄とで」彼は日本語はほとんど問題ないレベル。
「ということは車で来たの？」
「そうなんです。バンコクから走ってきました」
「スワンナプームまででさえモーターウェーが渋滞していたけどどうだった？」
「すごく渋滞してました。朝の10時に家を出てチャーン島のホテルに着いたのが夜の7時でした」
「ああ、やっぱりそうだったんだ」
「hfさんはどうやってきたんですか」
「飛行機でトラートまで」
「帰りもそうなんですか？」
「そうだね。そっちはこれからバンコクまでとなると大変だね」
「帰りは別な道で帰ろうかと思います」
たぶんパタヤの先からモーターウェーではなくバイパスかスクムウィットということなんだろうけどその頃には道が空いているといいね。
バンペーの港が近づいてきたので「じゃ、気をつけて」と別れた。
| 日付 | 区間 | 便名 | 機材 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 10/23 | BKKTDX | PG305 | ATR72-600 |  往復で6,440THB PGのWWWで予約。飛行時間は1時間。 |
| 10/25 | TDXBKK | PG308 | ATR72-600 |
| 日付 | 区間 | 移動手段 | 所要時間 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 10/23 | トラート空港-ホテル | ロットゥー | 2h | 往復で900THB トラート空港で手配 |
| 10/25 | ホテル-トラート空港 | ロットゥー | 2h |
| 日程 | 場所 | ホテル名 | 料金 | お勧め度 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 10/23-25 | Lonely beach | Bhumiyama Beach Resort | 4370THB/2nights | ☆☆☆☆ |  Agodaで予約。Rewardsポイントで約900THBのディスカウント 集落からは離れているうえに人民客もおらず静かで落ち着いた宿だったが、初日の夜は隣のSiam hutのバンドが夜中過ぎまでうるさかった。 オンザビーチ。 |
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