12/19 バンコク - サメット

毎年書いているようにタイは4月と12月に休みが集中している。
ところが今年はそんな事情を知らない日本から出張者のアテンドやら客先へのプレゼン準備やらで祝日を2日とも出勤していた。
そのおかげで大きな仕事も取れたのでここら辺で代休をとっておくことにした。

出かける先はサメット島。
このところビーチといえばサメットとチャーンを交互に訪れている気がするが綺麗な海でコストを抑えるにはこの2つ。
特にサメット島はバスの移動時間が長いのがネックだがその分交通費が安く上がるので金がないなら好都合だ。

というわけでエカマイから乗ったバスは途中までは順調に走っていてこれなら3時間半くらいでバンペーの港につけるのではないかと期待していたら3時間ちょい手前でストップ、バスを降り後ろに回っていった運転手は携帯でどこかに電話を始めた。
ああ、これはダメなパターンだ。

案の定、「車が壊れたので次のバスを待ちます」と車掌のおばさん。やっぱり。。
タイで乗車中のバスが壊れたのはこれで何度目だろう。
普段のメンテナンスとかの苦手な連中だからよくあることである。
タイ人は大騒ぎするようなこともなく従順に運命に従う。
事故にならなかっただけまだラッキーだ。
当然英語での説明はなかったので降りようとしたファラン客を周りの連中がなだめたりしつつ待つこと1時間ほど、やっと（代替ではない）次のバスがやって来て拾われた。
そんなわけで渋滞もないのに5時間以上かけてバンペーの港に到着、スローボートでサメット島に渡った。

今回はハートサイカーオ（一番有名なホワイトサンドビーチ）と、このところ良く利用しているウォンドアンの間のアオチョービーチで初めてのトライ。
港からは他の客とともに緑のソンテウで移動する。

Grandview Hideaway Resort

アップダウンは激しいし道も狭いながら一応舗装されている道路で埃まみれにもならずにホテルに到着。
iPhoneでAgodaのバウチャーを見せてチェクイン、通された部屋は海に張り出した大きめなバンガローで室内に入ると一面の窓にエメラルドグリーンの海がドカンと目に飛び込んできた。
おお、これはいい。

案内役のベルボーイが出て行った後で部屋の中を調べてみるとバスルームとの仕切りがガラスで、この頃ではたまに見かけるタイプ。
ターゲット客と思われるファランはこういうのが好きなのか？
液晶TVの脇に置いてあるラジオのような物体はBOSEのブルートゥース対応スピーカーでiPadでブルートゥースをオンにしてみると簡単につながった。

眺めといいこれは快適だ。

ドアの外の階段を降りて行ってみると部屋の下にもダブルベッドが2つ並べられていてビーチチェアー代わりにお使いくださいということらしい。

ということで素晴らしい部屋だったがAgodaで調べてみるとこのSuit Ocean Frontという部屋は10,000THB以上もする、このホテルの最上級の部屋だったことが判明。
それなら納得。

部屋のレベルを確認したのちにオンザビーチのレストランに移動して遅めの昼飯。
ヤムウンセンタレーとビアチャーンを注文。

このビーチはハートサイカーオは言うに及ばずウォンドアンよりもさらに静か。
鬱陶しいジェットスキーもモーターボートもおらずこれはいい。
サメットはタイ料理もプーケットやクラビー、パッタヤーのようにファラン向けになっておらずヤムウンセンも本来のピリ辛度がいい。

夕暮れまでビーチで過ごし一旦部屋に戻る。

晩飯もホテルのレストランで。
料理の出てくるのをビールを飲みながら待っているとサメットでは結構ポピュラーなファイアーダンスが目の前で始まった。
火の輪が大きくてなかなか見事。

今晩はBBQセット、280THB。

12/20 サメット

今日は午後からスノーケリングツアー。
他のエリアだと普通は朝の8時とか8時半とかに迎えにくるものだが一部を除いてサメット島のツアーは午後出発が基本。
それもこれも近場にスノーケリングを手軽に楽しめる場所があるからなのだが、ビーチでゴロゴロを楽しみながらもスノーケリングにも行ってみたいという時間がなくて欲張りな客にはちょうどいいと思う。

それまではビーチチェアーを引っ張り出してゴロゴロ。
部屋の下に置いてあるもの以外のチェアーやパラソルは十分ではなく早い者勝ち。
パラソルも従業員が広げてくれるようなことはなくセルフサービス。
料金はチャーン島のホテルの方が安いくらいなのにここらへんのソフト面はあちらのホテルの方がしっかりしていた。
サメットはこの4,5年でこういった（料金の）中~高級なホテルが雨後の筍のように増えたがサービスレベルはチャーン島にすらもなかなか追いつかないようだ。

昼食後の2時までゆっくりしてシュノーケリングに出発。
ビーチまでモーターボートが迎えに来て客を拾いながら進んでいく。
（このツアーは何回も来ているのでかなり省略、というか記録を忘れたw）

ゴ・クワーイ

隣の小島と砂州で繋がっている無人島。
満潮時に流されそうになったのはここだったような気がするが今日は膝下くらいの水深でその小島まで歩いて渡れた。
貝殻が多いのでスポーツサンダルを履いていくといいだろう。
ここでフルーツが配られて30分ほどノンビリ。
サッパロット（パイナップル）が甘くて美味しい。

ゴ・クディ

ここもランチで何度もやってきた島。
国立公園の管理小屋の隣に食堂があり、何度かここでまずいカオパットを食べさせられた記憶があるが、幸いにして今回は単に上陸するだけ。
ビールが置いてあるようだったのでビアシンを頼むとビアリオしかないという。
客層が思い図られるw

夕暮れ間近にアオチョービーチに帰着。

晩飯はヌアプーパッポンカレー（蟹の肉のカレー炒め）とソムタムタレー（シーフードのソムタム）。
どちらも普段は全く口にしないけどパッポンカレーもたまにはいいね。

12/21 サメット - バンコク

朝食ブッフェにスパゲッティーキーマオタレーがあったので皿に取ってみると、これがまったく辛くなくちっとも酔っ払い（キーマオ）じゃない。
サメットはどちらかというとタイ人がメインなんだけどこのホテルはファランの宿泊客が多いからこういうことになってしまうのか。
ちょっと残念。

今日は3時くらいの船に乗ればいいからそれまではゆっくり。
今日も朝からいい天気。
ただ昼前は水に入るにはちょっと冷たい。

時々水に入りながら昼ギリギリまで部屋の下のベッドで粘ってからチェックアウト。
海パンがまだ湿っぽいけど仕方ないだろう。

毎回ホテルじゃ面白くないので最後の昼飯は同じビーチの反対側の端にあるレストランまで歩いて行った。
海に張り出したテラスに座りいつもは蒸してもらう渡り蟹を焼いてもらい（320THB）それとソムタムパラーを注文。
もちろんビアシンも。
たぶんタイで焼きガニは初めてのような気がするがこちらの方が香ばしくて美味い。
これからはこっちにしてみよう。

ソムタムタイかソムタムプーマーの普通なこの地域では珍しいソムタムパラーをつまみながら、余った蟹の足をテラスの下の水面に投げ込むと魚たちが先を争って群がってくる。
スノーケリングに行くとガイドが残ったフルーツや食パンを投げ入れて魚を集めてくれるがこういうのって観光的には受けるけど環境的にどうなんだろう。
未だ足を踏みいれたことのないモルジブもこんな感じなんだろか。
ビニル袋やペッドボトルと違って自然に帰るからまだいいのかな。

名残惜しさを感じながら2時過ぎにソンテウで港に戻る。
そこからは乗り合いボートでバンペーの船着場へ。
バスの発着場に向かうと平日なので席は余裕で空いているらしかった。

これからバンコクへの移動が苦痛だが短い休みでもやっぱりサメットに来て良かったと思う。

データ

雑感

気候

11月から2月くらいのサメットは雨も降らず暑くもなくベストシーズン。
朝晩は若干水が冷たいが昼間は泳ぐことも可能。

アオチョービーチ

今回初めて訪れたビーチ。
ウォータースポーツもないし人民もいないので静か。
設備もそれなりに整っているので不便は感じないし静かに過ごしたいのならこのビーチはオススメ。
賑やかなハートサイゲーオとは別世界。

移動

宿

日付	場所	ホテル名	料金	おすすめ度	備考
12/19-21	アオチョー	Grandview Hideaway Resort	6,400THB/2nights	☆☆☆☆★	Suit Ocean Frontにアップグレードされた。 レストランの従業員が鈍いのを除けばベスト。 Agodaで予約

その他

12/19	港使用料	20THB	船着場で取られたが国立公園入域料は徴収されなかった。
12/20	5島ツアー	500THB	14時出発17時帰着。このくらいがちょうどいいかも。

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