雑感

気候

本文で何度も書いているように今年の冬は特に寒かった。
ルアンナムターやムアンシンは最低気温はたぶん12,3度。
当然暖房などないから部屋にいる時もちゃんと服をきてないと寒いし（普段はTシャツとトランクスのみ）、ただ開いているだけの換気口から平然と冷気の入ってくるルアンナムターの宿ではとうとう寝袋まで持ち出した。
ウドムサイの宿は作りもしっかりしていたし羽毛布団だったのでそれほど寒さはひどくなかった。

道路状況

中国の援助か、フエサイからルアンナムターそして中国国境へ続く道はセンターラインも書かれて路面状況のいい道だったが、ルアンナムターからムアンシン、ルアンナムターからウドムサイ、ウドムサイからルアンパバーンへは所々穴が空いていたり舗装が剥がれていたりする悪路。
第4国境橋も中国とタイの援助で作られたようだし、中国としてはラオスの発展というよりさっさとタイに抜けるルートを作りたかったように思う。

モバイルデータ通信

AISのデータローミングパッケージが見当たらなかったので今回は現地SIMを使うつもりであったが、ムアンシンのタラートでUNITELのSIMを入手してアクティベーション、トップアップするところまではできたものの、設定に苦戦した。
クソ遅い回線のムアンシンのネット屋で検索してAPNはunitel3gにすればいいということはわかったもののどうもそれだけではダメでお手上げ。
翌日タラート近くにあったUNITELのショップで設定してもらい（それでも20分くらいかかっていた）なんとか使えるようになった。

SMSの記録を見ると
1 171あてに 名前#居住地#誕生日（ddmmyyyy）#パスポート番号 を送り
2 スクラッチカードでトップアップ
3 209あてに3Gと送ってデータ通信を有効化 ← ここがわからなかった
4 追加のスクラッチカードで金額を追加した後で209あてにMI40と送り40,000LAKで1ヶ月1GBのパッケージを適用
という手順になっていた。

SIMカードにはそんなことは一切書いておらず購入した雑貨屋のおばさんもそんなことわかろうはずもなくトレッキングガイドの若いにいちゃんも知らず。
ちなみにiPhone4S用のマイクロSIMは置いておらず市場でハサミを買って自分で切断した。
（持ち歩いていてもしょうがないのでハサミはそのまま宿においてきた）

ルアンパバーンの観光客とそれぞれの街の印象

情報の限られていた20年前にルアンパバーンにやって来る日本人観光客はバックパッカーのみ、世界遺産登録後しばらくしてからパッケージツアーらしき小綺麗な格好をした若い観光客が増え始めたと思っていたら、今回目立ったのは中高年のグループ客だった。
日本の若者が内向きになってしまったおかげで他の国でも日本人客の年齢層が上がっている傾向があるが、今までマイナーな印象のあったラオスですらこうなってきていたことにちょっと驚きを感じた。

街にいる外国人の印象としては、

ルアンパバーン：一般観光客（日本、欧米人など）
ルアンナムター：トレッキング目的の欧米人バックパッカー
ウドムサイ：中国商人
ムアンシン：少数の欧米人バックパッカー

Lonely Planet電子版

iPadを衝動買いしてしまった関係で、荷物軽減の目的もあり今回初めてLonely Planet（通称ロンプラ）の電子書籍版を使ってみた。
かさばることもなく重さも全く気にしなくていいのがやはり最大のメリット。
もともとラオス版はそれほど分厚くはないけどインド版ならかなり有効だろう。
書籍をそのままPDF化したものでしおりを入れたり検索ができたり多少便利だけどハイパーリンクは貼られておらず。
紙のように宿やレストランなどの情報にハイライトできればもっと良い。

タイ版と違ってNorthern Laos、Central Laos、Contents、Indexとか章ごとにバラ売りされているので必要な部分だけ購入すればコストセーブはできるけどいまいち使いづらい。

データ

エアー

日付	区間	便名	クラス	機材	備考
12/27	BKKCEI	DD8716	Y	737-800	NokのWWWで予約。3,806THB
1/4	LPQBKK	TG2577	Y	320-200	TGのWWWで予約。187.5USD。 Thai Smileでの運航で3列のみあるC席のシートはYと同じなので時間も1時間しかないので意味はないだろう。

その他移動

日付	区間	移動手段	料金	所要時間	備考
12/27	チェンライ空港 - バスターミナル	タクシー	200THB	20m
	チェンライ - チェンコーン	ローカルバス	65THB	2h20m	バイパスとなるAH3はほとんど通らず村々をつないで走る。
	タラート- タイ側イミグレ	トゥクトゥク	200THB	15m	5kmくらい離れている。
	タイ側イミグレ - ラオス側イミグレ	バス	20THB		乗り込んだら間も無く出発した。
	ラオス側国境 - フエサイ	乗り合いトゥクトゥク	100THB	20m
12/28	フエサイ - バスターミナル	旅行代理店の車		15m	橋との分岐点よりさらに南にありかなり遠い。
	フエサイ - ルアンナムター	バス	100,000LAK	3h	フエサイのボート乗り場近くの旅行代理店で手配。 上記のようにバスターミナルまでの送迎付きだったがバス料金だけなら60,000LAKとなっていた。 中国・景洪行きを途中下車する。 フエサイを出て間もなく国境のボーテンまで203kmの表示があった。
	ルアンナムター長距離バスターミナル - 近距離バスターミナル	トゥクトゥク	50,000LAK	15m	近距離ターミナルの方は街中にあり10km以上離れている。
	ルアンナムター - ムアンシン	ミニバン	75,000LAK	1h30m	基本料金は25,000LAKだったがあと50,000LAK払えばすぐに出るとのことだったのでトータルで75,000LAK。 舗装はされているものの穴だらけで路面状況は良くない。
12/30	ムアンシン - ルアンナムター	バス	25,000LAK	2h	中国製のボロバス
1/1	ルアンナムター - ウドムサイ	バス	100,000LAK	3h	Ethnic Travelで購入。 バスターミナルまでトゥクトゥクによる送迎付きでラオスはこのパターンが多いようだ。 バスだけなら60,000LAKのようだがルアンナムターの長距離バスターミナルは遠いのでトゥクトゥク料金を考えたらお得。 ウドムサイ経由ルアンパバーン、ヴィエンチャン行きのバスは8:30と12:30発らしい。 所要3時間半と言われたが3時間でウドムサイに到着。
	タラート - ワット・バンジェン - ワット・プータート - タラート	トゥクトゥク	60,000LAK
1/2	タラート - バスターミナル	トゥクトゥク	10,000LAK	5m
	ウドムサイ - ルアンパバーン	バス	55,000LAK	7h	出発が30分遅れた上に7時間もかかった。 歩き方には5時間、ロンプラでは6時間と書かれていたが到着の遅れる理由は見当たらないからこのくらいかかるのだろう。 こちらも路面状況は悪い。
	ルアンパバーンバスターミナル - ホテル	乗り合いトゥクトゥク	20,000LAK	10m
1/4	ホテル - ルアンパバーン空港	トゥクトゥク	50,000LAK	15m

宿泊

日付	宿泊地	ホテル名	料金	お勧め度	備考
12/27	フエサイ	Thaveesinh Hotel	400THB	☆☆☆	ホテルと言いつつ値段相応のG.H.レベルで部屋は狭く清潔度もそれなり。 2階の廊下に置かれた調度品の雰囲気は良かったが電気温水器の水量を上げるとぬるくなった。 オヤジがいれば両替もやってくれるそう。
12/28-29	ムアンシン	Sing Charean Hotel	60,000LAK/day	☆☆★	手持ちの歩き方にはムアンシン唯一のホテルと書かれていたが規模が少々大きいだけで設備も清潔度もG.H.レベル。 レセプションにはほとんどいつも人はおらずハウスキーパーの女は怪しげ。 バスルームの水はけが悪かった。 ランドリーは20,000LAKで皺くちゃのままだったり裏返しだったりと雑だった。
12/30-31	ルアンナムター	Thoulasith G.H.	80,000LAK/day	☆☆☆★	通りからちょっと引っ込んだところにあるロンプラお勧めの宿でAgodaで予約もできるようだった。 Woodyな外見は確かにAgoda受けしそう。 部屋は狭いが最近のトレンドに従って無料のWiFiもある。 ホットシャワーはソーラーパネルを利用しているので遅くなるとぬるくなるとのことだった。 換気口は四角い穴が開いているだけなので蚊が入り放題。
1/1	ウドムサイ	Charming Lao Hotel	50USD	☆☆☆☆★	新しく清潔でリゾートにあるようなオシャレなホテルで中庭のレストランの雰囲気もよい。 センスからして経営は中国人でもラオス人でもなく欧米人かと思ったがTVはSONY、ACはFujitsuなのでもしかしたら日本人か？ 液晶TV、セフティボックス、無料WiFi、バスローブあり、朝食付き。
1/2-3	ルアンパバーン	Saynamkhan Hotel	100USD/2day	☆☆☆	G.H.の頃から使っているカーン川に面した宿。 薄い毛布一枚だけなので寝袋出動。 この宿は新館の1階がベストなんだけどAgodaで予約したら旧館に通された。 セフティボックス、ミニバー、WiFiあり、朝食付き。 昔は25USDくらいの安宿だったのだけどこの料金ならかなりオーバープライス。 ランドリーは30,000LAK/2kg Agodaで予約。

その他

日付	費目	料金	備考
12/29	トゥクトゥクツアー （ムアンシン）	560,000LAK	トゥクトゥクを借り切って少数民族の村々をめぐるトゥクトゥクツアーにツーリストオフィス斜向かいにあるエージェントで申し込んだ。 2人ならひとりあたり280,000LAK
12/30	ルアンナムター博物館	10,000LAK	ロンプラも歩き方もGoogle mapも場所が間違えていたのでもしかすると最近移転したのかもしれない。 民族衣装や農機具、インドシナ戦争当時に使われていた銃器などが展示されているが金を払ってまで見る価値なし。 館内撮影禁止となっていたがゆるい。
12/31	少数民族トレッキングツアー （ルアンナムター）	550,000LAK	The Jungle Eco-Guide Servicesにて申し込み。 せめてもう一人でもいればだいぶ安くなったのだが仕方ない。
	レンタサイクル	10,000LAK	ママチャリ MTBなら15,000LAK
1/3	カーン川の橋の通行料	5,000LAK
	ワット・パバート	10,000LAK
	ワット・シェントーン	20,000LAK
	プーシーの丘	20,000LAK
1/4	ルアンパバーン王宮博物館	30,000LAK	ここも博物館内部は撮影禁止で荷物を預けさせられる。

要不要品

両替

ガイドブック

地球の歩き方 ラオス '08-'09
Lonely Planet Laos 7th edition 2010 電子版

since 2013/03/2