【8/14 ナーン】

《朝の散歩》

nthai77.jpgフロントで洗濯を頼んだ後、あまり腹も減っていないので朝食をとらずに散歩に行くことにする。
とりあえずナーン川にでも向かってみるか。
ホテルの前を右手に向かいマーケットの次の交差点まで行くと左手に橋が見えてきたのでそちらに向かう。
『歩き方』の地図を見てみるとこれはナーン川の支流かもしれない。
ということはナーン川は右手だな。橋の手前を右に曲がる。
川からちょっと外れながらどんどん歩く。道の両側には普通の民家が建ち並んでいる。
観光客はあまりこないエリアなのか、歩いているとじろじろ見られる。
途中道路が冠水している場所があり水がくるぶしくらいまであった。
それでもかまわず歩きつづけると見覚えのある通りに出てしまった。
nthai78.jpgうん?バス通り(Chaofan Rd.)だ。おっかしいなぁ。こんなところに出るはずはないんだが。
とりあえず街なかまで戻るか。

Suriyaphong Rd.を右折し歩いてくと名前のわからないきれいなワットがあったので入っていく。
石膏だろうか、外壁は白く細かい装飾が施されている。プノンペンで見たシルバーパゴダのようだ。
内側には壁面には宗教的な歴史画のようなものが描かれていた。


《ナーン川に再トライ》

nthai76.jpgワット・プーミン、ワット・プラタート・チャーンカムをいちおう見た後にいったんホテルまで戻る。
近くの店でパッタイ(15THB)を食べてから、今度はホテルの前の道でナーン川まで再びトライしてみることにする。
だらだらと歩いて行くとT字路になっていた。
あれっ、なんか見覚えあるな。あ、ここはさっき通りかかったところじゃん。
『歩き方』をめくって地図を確認していたら、近所のじいさんが歩いてきた。
「すいません、この川はナーン川ですか?」
そうじゃ、そうじゃとうなずいている。
やられた。結局、午前中に見た川がナーン川だった。
『歩き方』は巷でいわれているように、やはり『迷い方』だった。


《またタイ人に間違われる》

nthai90.jpg博物館へ行ってみる。
「○☆▲●・・・シップ・バーツ」
「?10(シップ)バーツ?」
「おお、あなたどこから来たの?」突然英語に変わる。
どうやらまたタイ人に間違えられたようだ。この街に来て何度目だろう。
「マー・ジャ・イープン」こちらはまだ英語モードに切り変われない。
「30バーツ」
あれっ、さっき10バーツって言わなかったか。
おとなしく30バーツを払うと英語の入場券を渡された。
つーことはタイ人なら10バーツで入れたってことか。
タイ人に似てると思われる人は黙って10バーツをさし出してみよう。それで入れるかもしれない。
博物館はナーン地方の昔の暮らしや少数民族の暮らし、仏教関連の品々が展示されている
程度で他の博物館と同様、それほど興味はそそられなかった。

nthai69.jpg博物館をでてまた市内を一周する。これで二周目だな。
この街は歩いて回れる程度でそれほど大きくはないが、だいたい一通りの店はそろっている。
タクシーはぜんぜん見かけないがこの規模ならサムローやバイタクで十分なのかもしれない。
街自体はプレーと同じくらいかそれよりも小さいだろう。


《イサーン料理の店》

ちょっと歩きつかれたのでいったん宿に戻り休憩する。
日記(つまりこれ)を書いていると8時近くなってしまったので夕食に出かけることにする。
Sumonthewarat Rd.からAnountawarattidet Rd.に入ったところで裏通りにイサーン料理の店を発見する。
表にビアシンの大きな看板があり、木造でオープンエアーのなかなかいい雰囲気。
またもタイ語のメニューを出されるが『英語のメニューはない?』と聞くとやはり出てきた。

ここら辺はタイはすごいと思う。これが日本や韓国だったらこうはいかない。
イサーン料理はどれかと聞いてムー・ナム・トゥック(豚肉のハーブ炒め)とパッ・パッ・カナー、ハイネッケン(軽めのビアリオもシンハーゴールドもなかった)を頼む。
店のテレビでは東南アジア大会のサッカーをやっていて、タイ人客はもちろんのことウェイターのニイチャンまでもがテレビに釘づけになっている。
ここでも働いているのは女性のみ。典型的タイパターン。

nthai85.jpg

ナーンの消防署

帰り掛けにセブンイレブンでミネラルウォータを買って帰り、フロントで『洗濯ものはもう乾いた?』とさっき練習したタイ語でたずねるが返ってきたのは
「アライ・ナ?(なんですか)」
ああ、やっぱり通じない。ちょっとがっかり。
もう一度言い直そうとしたら隣りで電話をしていたもう一人の女性が無言でビニール袋をさし出した。
中を覗くとちゃんと折り畳まれた洗濯ものが入っている。
メーサロンの宿とは違ってさすがにアイロンのおかげてすべて乾いていた。

さて明日は飛行機に乗り遅れないようにしなきゃ。


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