今日は昼までにチェックアウトすればいいので、昨日燃料を入れたバイクの燃料計の針はまだ振り切れていることだし、近くにあるカオ・レームヤーという丘にバイクで出かけてみることにした。
ホテルの前をバーンペー方面に少し進み国立公園の入り口からそのまま登っていく。
すると上の駐車場付近は季節柄キャンプを楽しんでいる人たちのテントが張られていたがさらにその先に進んでみると船着き場という標識が現れた。
標識に従い数百ｍ走るとヘアピンカーブのところに案内板があり、それによるとここから先はトレッキングコースになっていて海を眺めながら歩けるようだったのでバイクを停めて歩き出す。
誰もいない森の中の遊歩道を登っていく。
時折木々の間から海を臨みながら１０分ほど歩いていくとひらけた丘陵地帯に出た。
その先は岬。逆光で海がきらきら光っている。
海までつながる小道をそのまま進む。
沖を漁船がゆっくり進んでいる以外は人の気配は全くない。
聞こえてくるのは風の音だけ。
突端近くには石を積み重ねたケルンがあったのでたまには人が来るのだろうが。。。
岬から戻りバイクで道を下っていくとその先の海べりにはお揃いの、常設らしいテントが１０張りほど張られていた。
右手の管理事務所にはキャンプ客が１０人ほど。
眺めのよくない上の駐車場よりはこちらの方が気分はいいかも知れない。
それにしてもタイのキャンプサイトではいつも思うのだけれど、フライシートもないようなこんなテントで夜中に突然雨が降ってきたらいったいどうするんだろうか。
２０年以上前の中国自動車道ＳＡで『（夜中から降り始めた雨で）ずぶ濡れになって寒くて寝れなかった』と言っていたキャンプ初心者のライダー２人組がいたことを思い出した。
ホテルに戻ってシャワーを浴びた後にチェックアウト。
その際にボーコーソー（バスターミナル）まで行く水色のソンテウはどのくらいの間隔で走っているのか尋ねるとだいたい２０分おきだとのことだった。
時刻表があればいいのだけどＢＴＳでさえないのにこんなところにそんなものがあるはずもない。
となるとサーラー（屋根付きのバス停）もない路肩でひたすら待たなければならないということになる。
あれなら２５ＴＨＢと安いことは安いけどそれもなぁ。
結局３５０ＴＨＢもとるホテルのタクシーとやらを申し込んだらやってきたのはホテル名の書かれたソンテウだった。
他に客もいないのでＡ／Ｃの効いた助手席に乗れたからよかったけど。
ボーコーソーへのその車の中でアヌサワリー行きはあるのかちょっと聞いてみるとやはりロットゥーがあるらしかった。
ロットゥーは席が狭くてリクライニングもしないし、しかも運転が荒いのでできれば乗りたくないのだが、ボーコーソーに着くや否やその運転手が親切心でチケット売場に『アヌサワリー』と声をかけた。
「１６０ＴＨＢ」と言われるがままに料金を払ってしまった後でその売場の上を見上げるとロットゥーの看板があった。orz
ポー１（Ａ／Ｃ一等バス）の方がよかったんだけど。。。
間もなくやってきたギュウギュウ詰めのそのロットゥーに乗ってバンコクに向かい、２時間２０分ほどでＣＭＰ近くのロットゥー乗り場に到着。
これならパタヤと大して違わない、いつでも気軽に行けると一瞬思ったが、そもそもひとりでもわざわざ出かけるようなビーチなのだろうかという思いのした今回のラヨーンだった。
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