今日はジジイお勧めミヒンタレーに寄ってからダンブッラ、そしてポロンナルアまで移動する予定。
バスを使うだけではこんなことは無理だがさすが大枚はたいて車をチャーターした価値がある。
臨機応変だが流されるがままという見方もできるw
8:30にホテルを出発すると30分もかからずミヒンタレーに到着した。
歩き方も読んでないのでなんの知識もなかったがジジイによると「眺めがすごくいい場所だ」とのこと。
駐車場で「ここで待っているから」という運転手と別れ長い長い石段を汗まみれになりながら登っていくと開けた場所に出た。
目の前に小ぶりな仏塔、右手の丘の上にはそれの倍はありそうな白い仏塔、左手の丘には座仏像。
周りを見渡した後でとりあえず丘の上にある巨大な仏塔を目指す。
しかしここから先は例のごとく裸足。
まだ9時過ぎだというのに足元の石はすでに焼けておりアチアチアチと言いながらなるべく熱くなさそうな石を選んで登っていく。
今更ながら事前に歩き方を読んで靴下を持ってこなかったことを後悔。
そうして登っていった頂上、真っ白な仏塔の大きさは素晴らしかったが眺めは言われたほどではなく。。
これなら周囲のパヤー(仏塔)が一望できるバガンのシュエサンドーパヤーの方が良かった。
ま、こんなこともあろう。
仏塔の向かいにもう一つの丘があったのでそちらにも登ってみるもやはり思ったほどではなく。
というか、足元のこの熱ささえなければ悪い印象にはならなかっただろうに。
石段はすべて焼けている。
反対側から見た先ほどの仏塔
大きな仏教旗の隣になぜかカンボジア国旗が
ミヒンタレーからは1時間15分くらいでダンブッラに到着。
10年前の記録によるとシーギリアに向かう途中で乗り換えのために立ち寄ったようだが当然のごとく全く覚えていない。
思いの外大きな街で車の量も多いようだ。
「あれがゴールデンテンプル」とそれまで「これがダンブッラ病院」とか意味のない案内をしていたのと同じような調子で運転手が言うのであっさりと聞き流していたらその駐車場内に入って行ってしまった。
「ここで待っているから」
うん？ここがあの石窟寺院なのか？
相変わらず歩き方は写真を見ただけで内容は読んでいない。
その駐車場から歩き始めると観光客がけっこうやってきているらしく20人くらいのファラングループに飲み込まれてしまった。
お約束の菩提樹のところで「あそこに蜂の巣が、、」とかガイドが説明している隙に先に向かう。
するとその先の右手にコンクリート製三階建ての建物の上に金色に輝く座仏像が姿を現した。
入り口には同じく金色のカーラが口を開けて客を飲み込もうとしている。
まさか、これだけということはないよな、と思いつつ近づいていくとこちらは博物館の入り口のようで石窟はその左奥の石段を登って行った先にあるようだった。
ミヒンタレーに引き続いてのながーーい階段。
今日もかなりのエクササイズになりそうだ。
頂上にたどり着くといつものようにそこからは裸足。
正面の狭い庭には菩提樹、右手には覆い被さる岩壁の下に白い柱の建物が続いていた。
急ぎ足でその建物にたどり着くとそこから石窟が始まっていた。
さすがにインドのエローラに比べると規模はかなり小さいが壁画の保存状態はアジャンターより全然素晴らしい。
黒い筋は延々と水の滴り落ちてくる裂け目
長い階段は暑くて嫌になるがここはお勧めだ。
昼はドライバーに連れて行かれたブッフェ食堂。
席に着くなり隣のテーブルから「ニーハオ」と人民らしき男から声をかけられたが同胞と間違えられたくないので軽く頷いておく。
この食堂は雰囲気はローカルぽいのに自分以外の客はその中国人、後から入ってきたファラン。
いずれもガイドに連れられてきている。
たぶん客を連れて来ればガイドの分はタダになるとかなのだろう、やはり700KLRと高かった。
ダンブッラを後にして今日の宿泊地であるポロンナルアに向けて走り始める。
人のあたりもさることながら、スリランカを走っているリキシャーも店の作りも人間もインドに近いのだがゴミが少ないことに気づく。
インド、バングラデッシュ、スリランカ、ネパールとインド文化圏を旅行するなら初心者コースとしてスリランカとネパールは楽だと思うよ。
自然好きならヒマラヤのあるネパール、遺跡好きならスリランカというところかな。
食べ物は、、、個人的にはスリランカ。
道中、ドライバーはスパイスガーデンとかシルクショップに寄ろうとしたが断り、ハバラーナという街で酒を買う。
鉄格子のはまっている店というのがファイナルファンタジーを思い起こさせた。
JW blackの500mlとビール3缶で5200LAK。
ポロンナルア手前のGiirithaleという湖沿いの仏像で強制写真撮影。
新しそうでありがたみも薄く。
ポジフィルムじゃないからコストは気にせずに済むけど外国人はこの仏像は必ずしも撮影対象にはならないと思うぞ。
そこからは間もなくポロンナルア。
しかし運ちゃんはGooglemapを見せてもホテルの場所がわからずちょっと遠回りをしながら15:30にホテルに到着。
車を降りる際にチップをくれよというので200LAKを渡すと不満だったようで500LAKを請求してきたがこっちはすでに12,000LAKも払っているので却下。
(後ほど歩き方を見たら500LAKくらいが相場であるようだった)
今日はレイク沿いにあるホテル。
日本円で7,000円ほどとそれほど高くはないがスリランカの有名チェーンホテルのようで歴史のある落ち着いた造り。
部屋はちょっと古くて狭目だがベランダからビーチチェアの置かれた湖岸に出れるのはおしゃれ。
しかしドアを開けて出ようとしたら外はむちゃくちゃ暑かったのですぐに部屋に引きこもってしまった。
ロッジ風の建物
カメラを手にして周辺をぶらついてみるものの周囲には似たようなクラスのホテルが隣にあるだけで普通のレストランとか雑貨屋とかはなさそうな雰囲気。
部屋に置かれてあったホテルディレクトリーに夕食のドレスコードはスマートカジュアルとか書かれており、衿つきのシャツなんて持ってたっけと、ザックの中をひっくり返してみてみるとバスのACが効いていて寒い時にために準備していて長袖シャツが見つかった。
やれやれ。
と、そのシャツを着て汗を流しながら夕食会場に足を運んでみると、なんだよ、ファランなんかTシャツじゃんかよ。
それならそれで「外国人はなんでもありです」と最初から書いておけよ。
お仕着せのメニューで作り置きなのが嫌いなブッフェで料理の内容もやはりそれなりだったが香辛料の効いたチキンカレーだけは美味かった。
since 2016/6/5
