4/13 ポロンナルア

ポロンナルア遺跡巡り

8時にレセプションに向かうと間もなくトゥクトゥクドライバーがやって来た。
車に向かうあいだに最初に料金を確認しておく。
「いくらなの?」
「全部いくと3,000LKRだ」
うわ、高っ!
「全部は行く必要ないから2,000LKRにしてくれ」
「どこに行きたいんだ」
「こことこことここ、それにここぐらいかな」と全然調べてないから歩き方で取り扱いの大きな場所を適当に選ぶ。
「相場はわかっているのか?」
「ここに1,200LKRと書いてあるね」と歩き方のページを見せる。
「それは5年も前の料金だ」
「いやいや、ほら2016て書いてあるだろ」と表紙を見せる。
先日日本で買ったばかりである。
「それじゃ無理だ。では2,500LKRにしよう」
ま、そんなところなんだろうとOKする。

Potgul Vihara Statue

最初に訪れたのはホテルから程近いPotgul Vihara Statue
相変わらず事前に歩き方を読んでいなかったのでよくわからなかったが草木の生い茂る敷地内にポツンと仏像が立っていた。
10時過ぎのこの時点で気温はすでに39度くらい、あっという間に汗が噴き出し日向にいるとクラクラくる。

次の場所に向かう前に運ちゃんが後ろを振り返った。
「限定じゃなく全部で3,000LKRでどうだ。ちょっとガイドブックを見せろ。。こことここ、それにここにも行くぞ。ここは素晴らしいのに行かなくてどうする!」
そういう風に見せられてもそれほど興味がなかったがその熱心さに負けて彼の案を受け入れることにした。

博物館

次に向かったのは料金小屋に併設された博物館
近隣で出土された仏像とかがメインで館内は撮影禁止。
あまり興味もないので15分くらいで見終わる。

宮殿趾

そこからほんの少し離れたところにあるのが宮殿や閣議場、集会場の集まっているエリア。
敷地内には古井戸も何箇所か残っており、裏の方に回ると沐浴場も残っていた。
ポロンナルアの仏教の中心であったようだ。

クワドラングル

宮殿跡同様このエリアにも遺跡が集中している。
石柱が並んでいるラターマンダパヤ、天井のなくなっている円形の仏徒の中に仏像が収められているワタダーケ、そしてその入り口のムーンストーンなどなど。
ムーンストーンはアヌラーダプラのものとは違うとのことだったがよくわからず。

シヴァ・デーワラ 2

こちらは他の遺跡からは離れてポツンと立っていたヒンドゥー寺院。
言われてみればカクカクしたところがちょっとヒンドゥーぽいか。

ランコトゥ・ヴィハーラ

ランコトゥ・ヴィハーラはポロンナルアで一番大きいとされる仏塔。
ちょっとずんぐりしていてお椀をひっくり返したような格好。

オオトカゲと鷺

次のガル・ヴィハーラに向かう途中、池のほとりでオオトカゲが餌を求めて穴の中に頭を突っ込んでいた。
体長は7-80cmほどと結構大きい。

そのすぐそばに鷺がそれを眺めており気がついたオオトカゲと目が合いしばらく牽制し合ったのちにオオトカゲが再び穴に頭を突っ込むと、その鷺がツツツと近寄ったかと思ったらそのオオトカゲの背中をツンと嘴でつついた。

勝ち誇ったかのように鷺が「カカカ」と笑っているように見えた。

ガル・ヴィハーラ

ガル・ヴィハーラはここは座仏像と立像、涅槃像が並んでいる。
他所と同様、靴を脱ぐと焼けた石畳はキンキンに熱せられており、その仏像までのたかだか10m程度がフライパンの上を歩いているようでかなり厳しかった。

キリ・ヴィハーラ

こちらは白い仏塔。
真っ白、と書きかけたがカビで所々黒ずんでいた。
近所には猿の親子が多いので手荷物注意。

ランカティラカ

ランカティラカは高い柱に挟まれた立仏像がどことなくスコータイぽい。
ここも足元はチンチンに熱せられていて歩くのが辛い。

さらにこれより先もいつくかの遺跡があるようだったがこれ以上裸足で歩いて行くのは苦痛なのでここで断念。
待機していたドライバーにホテルへ戻るよう告げ、12時過ぎに帰着した。

暑すぎて犬もだらけ中


ブッフェ

部屋でシャワーを浴びてさっぱりしたのちにホテルのレストランに向かうと今回もやはりブッフェだった。
ブッフェって作りおきで味が落ちていること多く、必ずしも食べたい料理があるわけではないのであまり好きじゃない。

それでもこのホテルにいる限りはこれしか選びようがないので仕方なくブッフェ。
どこへ行っても食べるものはカレーであることに変わりはないのであるが。


明日の車

食事を終え、明日の車の手配を済ましたのち、外はあまりにも暑いのでオシャレな感じの湖畔のベランダに出ることもなく部屋に引きこもってのんびりしているとドアをノックされた。

ドアを開けるとレセプションにいた大柄な男。マネージャーだろうか。
「明日の車を早められないですか」理由はなし。
「何時?」
「6時?」
「ノー」
「7時」
「ノー」それじゃせっかくつけている朝飯を食べられないじゃん。
「8時」それなら30分早くなるだけだからなんとかなるかな。
「OK」
なんなんだろ、一言も事情は話されなかったけど。

というわけで明日は7時起き。



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