（2013/8）
DACOでトンブリー特集をやっていた。
BTSのウォンイェンヤイから先の区間は暫定開業してしばらくしてから出かけて行ってはみたものの駅の周辺に見所らしきものはありそうになく、そのときはそのままとんぼ返りしたものだった。
ところが今回その特集を見てみると各駅ごとに何箇所かが写真付きで紹介されており、その中でもタラートプルーにあるワット・パークナームが目に付いた。
エメラルド風の仏塔がにょきっと生えている。
この寺は日本人修行僧もいる格式のある寺であると以前なにかで読んだ記憶があったので散歩がてら行ってみるかとBTSに乗り込んだ。
BTSに乗ったとたんに降りだした大粒の雨はシーロム線終点のタラートプルーに到着しても降りやまず、ほかの客とともに小ぶりになるのを待つ。
BTSの駅のあるのはラチャダープルック通りとラチャダーピセーック通りが高架で交わっているところで、しかも周辺はまだ工事中のためなかなかタクシーは通りかからない。
しかたなくウタカット通り方面に歩いていくと、高架道路やBTSの軌道からあふれた水が滝のように落ちてきていた。
下がどうなろうとこういうところ、タイではほんと気にしないんだよなぁ。
単線の線路を越え、ウタカート通りに入って右折、古い町並みを眺めながらワット・パークナームを目指して歩いていく。
20分くらいでトゥートタイ通りを左折。
カーブのところに寺があったが目指すワット・パークナームはさらにぐるっと回り込んだところにある（とこのときは抜け道の存在に気づいていなかった）ので車道にしたがって進んでいく。
ワット・パークナームまで40分、遠い。。。。
これなら途中からタクシーに乗ればよかった。
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ワット・パークナームの敷地内は僧房、学校らしきものが密集しており、道が入り組んで参拝者の車が軽い渋滞を引き起こしていた。
さすが海外からの修行僧も多く受け入れている格式の高い寺院、規模が大きい。
それにしてもここの見所はどこなのか、周りを見渡してみると先のほうに巨大がチェディの先っぽが見えていた。
とりあえずそちらに向かう。
割りと新しそうな真っ白なチェディの写真を撮ってから、さて肝心の見所はとDACOを開いてみて見ると、この最上階にエメラルド色の仏塔が備えられているとのことだった。
ちょっと面倒くさかったがサンダルを脱いで大理石の階段を登る。
晴れていたら暑かったろうから小雨交じりでよかった。。
内部に入ってすぐの場所は祭壇と椅子が並べられセレモニーの準備をしているよう。
傍らに置かれたTVでは高僧のインタビューが流れていた。
さらに階段を上がっていくとそこに現れたのは宗教絡みのさまざまな宝飾品。
海外からのものも多いようで、ガラスケースに収められライトアップされた様子はまるで博物館のよう。
それもゴ・クレットの田舎寺院内のものと違いさすがに掃除もしっかり行き渡っている。
そしていよいよ最上階にはエメラルドに輝く仏塔、その上部には黄金色の仏像がはめ込まれている。
さらに天井には淡い色で描かれた宇宙。
柱は金色。
色彩感覚が日本人とはぜんぜん違うが非常に美しい。
サムロンにあるエラワン博物館（3つの頭の象で有名）の内部もよかったけど、ここもすばらしい。
チェディを出て戻り始めると食い物露店が並んだ狭いソイのその先に別のチェディが顔をのぞかせていた。
Google mapで確認するとワット・クンジャンという寺らしい。
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Dacoにはトラやロバなど動物の像が置かれてあるとのことで地獄寺のようなものを期待して橋を渡っていったら、ミャンマー風の、微笑んでいるような寝釈迦仏が珍しかったもののそれ以外はぱっとしなかった。
実はこの寺の敷地を抜けてくればトゥートタイ通りからワット・パークナームに来れたことが判明。
これで10分は早くなるはずだ。
せっかくなのでトゥートタイ通りを歩いてタイ国鉄のタラートプルー駅方面に歩いていってみる。
このあたりは古くから中国人が住み着いたエリアだそうで、古い商店がぽつぽつと残っている。
タラートプルー駅近くの高架下にタラートプルーの言われが観光案内板に書かれていた。
もしウォンウィエンヤイへの戻りの列車があるようならそれで戻ろうかと駅舎内に入るとそこに時刻表は見当たらず。
一通り写真を撮り終えてBTSの駅まで戻ろうかと出ようとしたところへマハチャイ行きの列車が入ってきた。
ワット・パークナームに行くならBTSでなく国鉄でウォンウィエンヤイ - タラートプルーでもよかったかもしれない。
（この半月あとくらいにちょうどこの駅で脱線事故を起こしたのだけれど）
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DACO 2013/5/6号 トンブリー散策記
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