★ソウルへの道
★なぜか福岡で昼飯
★セジョン（世宗）ホテル
★焼き肉
今回はMLのメンバーとソウルに焼き肉を食べに行くことになった。
ことの発端は花見の時。だれかが言い出した。
「なんか、焼き肉を食べたいなぁ」
「焼き肉なら、ソウルでしょ。じゃあ、行きますか」
なんでそうなるかな。この連中。
ソウルか。行ったことないから行ってみたい。うなずいている自分がいた。
GW明けにネパールから戻ってくると、みんな着々と準備が進んでいる。
最初は格安のNRT-SEL-NRTで行くつもりであったが、メンバーの一人が
「今なら、JLで国際線乗り継ぎの便なら国内線は半額になる。
いったん福岡に飛んで、福岡でうまいものを食べてから釜山経由でソウルに行こう」
のひとことでHND-FUK-PUS-SELいう、普通は考えないであろうルートになった。
当然、帰りの便は予約だけいれておいてソウル発券だ。
ま、成田まで行かなくてもすむからいいか。
羽田から国内線で福岡へ向かう。
福岡空港で他のメンバーと別れ会社の福岡出身のやつに教えてもらった「一蘭」
というラーメン屋へ向かう。
天神で下りて住所を頼りに店を探す。すぐに路地の奥に見つかった。
店の前で食券を買い、カウンターに座るパターン。
二列のカウンターは昼飯にはちょっと早い時間だったのですいていた。
入り口のところに列を整理するためにロープが張ってあるくらいなので平日の昼はさぞ混んでいるのだろう。
店員の顔の見えないのれん越しに食券を渡すとほどなくラーメン(\650)が出てきた。
普通の博多ラーメンにちょっと辛味噌のようなものが入っていてぴりっとする。
麺は当然、細くかため。なかなかうまい。
博多ラーメンの例に漏れずちょっと少なめなので半替え玉(\100)をしてもらう。
店内を見渡すと店の由来が書いてあった。もともとこの店は会員制ではじめたそうだ。
会員制のラーメン屋とははじめて聞いた。
満腹になって店を出る。
朝、東京を出てきたときは小雨まじりで肌寒いくらいだったのに福岡は汗ばむくらいの初夏の日ざし。
なんか、別な、東南アジアにでも来たかのようだった。
時間はまだたっぷりあるが、やることもないので地下鉄で空港へ向かう。
福岡空港は日本でもっとも便利な空港だと思う。天神からなら地下鉄で4駅しかない。
あっと言う間に到着した。
カードラウンジがあったので利用してみる。
ここはソフトドリンクのみならずビールも一本までは無料、シャワールームも無料で利用できる。
汗をかいていたのでシャワーを浴びてさっぱりする。
スペースも羽田の倍くらいある。福岡空港っていいなぁ。
30分前になったので出国審査へ向かうとがらがら。
成田では白人が多いが、ここは日本人以外は韓国人、中国人のみらしい。
YなのにCのシートのJL977便で釜山へ向かう。
他のメンバーは福岡市内でいか刺しを食べて満足したとのことだった。
今後、東南アジア方面に向かう場合は福岡経由というのを考慮に入れてもよさそうだ。
１時間もかからずに釜山着。すかさずアシアナのカウンターへ向かう。
予約/発券してあったのはOZ932便。16:30発。
これだとソウルに着くのが遅くなるので15:20発のOZ928に変えてもらう。
すんなり変更できた。
機内に乗り込むと前の方もがらがらだが後ろの方の我々の席のまわりはだーれも乗っていない。
ひじ掛けを跳ね上げてエコノミースリーパー状態で横になる。
しかし、この路線も飛行時間が短く1時間弱。
ちょっとうとうとしただけでソウルに着いてしまった。睡眠不足の解消には全然ならなかった。近すぎるというのも考えものだ。
ソウル・金浦空港から市内へは地下鉄が通じている。
この地下鉄は広軌なのだろうか、車内が広い。
車内の広告や行き先表示盤、乗っている人々まで東京とよく似ている。
文化の近似性を感じる。
はっきり違うのはハングルだらけで全く読めないということと若い女性の化粧くらいか。
今日の宿は明洞にあるセジョンホテル。
日本からK氏に予約をしておいてもらった。K氏は昨晩、チェックインしているはず。
「Kというものが昨晩泊まっているはずですので連絡を取っていただけませんか」
このフロントは日本語が通じる。
「707号室です」
おいおい、いきなり部屋番号を教えるかよ。セキュリティーはどうなっているんだ。
電話もせずに「今、いません」とのこと。鍵が戻っているのか。
しかたないから一緒にチェックインしたN氏たちの部屋を教えてもらい荷物を置かせてもらいに行くことにする。
ツインルームだがそれほど広いというほどではない。設備もちょっと古め。
これで115,000KRWか。日本や香港よりは安いがバンコクと比べるとC/P悪いなぁ。
晩飯はみんなで燕亭という焼き肉屋へ行く。
いよいよ、今回の目的の一つである焼肉だ。
たれカルビ2人前と塩カルビ10人前をとりあえず頼む。
たれカルビの方は骨付きで焼き上がったところをおばさんがハサミでちょきちょきと切ってくれる。
たれに漬けて食べるがそのたれが甘ったるくて全然よくない。
「たれカルビ甘くてうまくないですよ」リピータの声が脳裏をよぎる。
確かにそうだ。
塩カルビはステーキ風。これもハサミでちょきちょき。
塩カルビというから塩がまぶしてあるかと思いきや、そうではなく塩に漬けて食べるようだ。こっちはまあまあ。しかし肉自体は目黒の本牧亭のほうがうまいな。
キムチも期待していたほどでなく、酸っぱくて辛いだけ。だしが全然効いていない。
LAのガーデナで食べたキムチの方は数段上だった。
意外と期待外れの店だった。
羽田にも福岡にもクレジットカードを持っていると使えるラウンジがあった。
羽田では住友VISA Goldをだしたが、福岡ではセゾンVISA Goldをだしてみたら、断られた。同じVISAカードなのにだめなようだ。
ちなみに福岡のカードラウンジ《くつろぎのラウンジ》は第二ターミナルの国際線ターミナル寄り。国際線乗り継ぎには便利なところにある。
細めの目がね、赤紫色の濃い口紅、濃いファンデーション、細く描いた眉。
細い目と相まってきつく見える。
バッグは男女共小さめのリュックがはやっている。ここらへんは日本と同じ。
そのおかげで私のリュック姿は全然目立たなかった。