（2016/10）
乾季に近づき気温が下がって来たのでカメラを持ってちょっと散歩。
まずはチャオプラヤーを渡る渡し船。
雨季の終わりの時期になりあちこちで洪水のニュースが流れるころになると毎年この船着き場にその様子を眺めに来ていたものだが、今年はバンコクではそういったニュースもなくどうやら問題はなさそうだった。
BTSサパーンタクシン駅の下にあるサトーン船着き場でチャオプラヤーエクスプレスボートに乗り換え。
乗り場には見た目は同じで旗の色が青のツーリストボートが客待ちをしていたがそちらは150THB。
オレンジの旗のエクスプレスボートは16THB。これでも前回から2THBの値上げ。
先日亡くなった王様の弔問客で王宮前は混雑しているはずなのでその先の、カオサンに近いプラーアティットまで向かうことにした。
船内はそんなタイ人の黒服づくめ。
船を降りて最初に向かったのはいつものプラアーティット砦。
来るのはいつもはもう少し日が傾いた時刻なのだけれど、この時間帯に逆光気味に撮ってもこの真っ白な砦は美しい。（というかコンデジなのにG7Xは優秀）
カオサンに近いためかタイ人もさることながらこの公園にはファランも多数やって来ていた。
次は砦からほど近いバーンラムプー博物館。
ここはたまたま歩き方で目にして一度来ようと思っていた場所。
サンダルを脱いで受付に向かうとノートに名前を記入させられただけで入館料はなし。
ああ、そうかそういえば博物館関係は服喪期間は無料になったんだった。
展示物は主に王妃とラタナコーシン朝の成り立ちがメイン。
2階にも展示物がありそうなので階段を上がっていくとドアは閉ざされていた。
100THBを取られるなら来る価値はないけど無料ならいいだろう。
近くで見ておきたかったのがニューワールドデパートの跡地。
以前来たのはたぶん20年くらい前にカオサンに宿泊していたころ。
コーヒーショップでブラジルを頼んだら酸化してやたらと酸っぱかったことを覚えている。
そのデパートが10年くらい前に違法建築と指摘され改築中に重機が床を突き破って犠牲者が出て閉鎖になったと聞いていた。
そして最近のニュースでは地下に水が溜まり大量の魚が泳いでいたとも。
ある意味伝説の建物なのだがペイントアートの書かれたシャッターは固く閉ざされ中をうかがうことはできなかった。
それでもいつ崩れてもおかしくないビルの周囲の店は普通に営業しているのがタイ。
次はワットボウォーンニットというお寺。
王様がなくなって間もないということで王室関連らしいこのお寺はタイ人弔問客と一眼レフを構えたファラン観光客がぼちぼちとやって来ていた。
本堂の黄金色のタンデム仏像も立派だったがその裏にあるチェディ（仏塔）も地味によかった。
そこからは昔ながらの華僑の長屋の続くタナオ通りを通ってカオサンへ。
そのころになると空模様が怪しくなり風が出てきた。
これは来るな、と何度か来たことのあるMulligan Irish Barの入ったビルに走りこむと案の定1分も待たずにスコールがやって来た。
少々フライングながらもAsahiの生を頼むとやはり出てきた。
カオサンはこういうユルユルなのがいい。
晩飯はグリークサラダとラムシチュー。
たまにはこういう一日もいいだろう。
| 日付 | 区間 | 移動手段 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 10/30 | サパーンタクシン - サトーン | 渡し船 | 4THB | |
| サトーン - プラアーティット | チャオプラヤーエクスプレスボート | 16THB |  事前徴収になり2THB値上げされたらしい。ちなみにツーリストボートは150THB。 |
| バーンラムプー博物館 | 0THB | 通常は100THBなはずだが服喪期間で無料。 |
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