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タイ東北部および北部を台風が通過しているようで、海は大荒れ、サムイ島のあるスラータニー県では昨日はフェリーの運行を休止させたと言う情報が入っていた。
今回出かけるサメット島も近距離ながらフェリーを使わなければならず、運航するのか気が気じゃなかったが、ホテル代はAgodaで全額支払い済みでキャンセル不可、もしかしたら電話で事情を説明したらいくらか返って来るかもしれないけど、その条件としてフェリーの運行状況があるだろうと思った。
ならばとりあえずラヨーン県バンペーまで行って運休中ならそこでAgodaに連絡、パタヤにでも泊まろうと考えた。
前回の旅行記を確認して確か12時半の前は8時半だったなと8時過ぎにエカマイに到着したら、パンペー行きのバス会社が営業を再開しており、8時のバスに間に合った。
バスも新しくなったような気がする。
連休初日にも関わらず思いの外道路は空いており3時間でバンペーに到着。
せっかく立派な浮き桟橋を作ったのにスピードボートは相変わらずウォンドゥアンには行かないようなので、ナダン港へのスローボートのチケットを購入した。
コロナ検査も終わったのになぜ再開しないのだろうか。
上陸地点を一つにしておけば、二重価格の設定されている外国人からの国立公園の取りっぱぐれが防げることに気付いたからか。
痒み止めを忘れてきたのに気がついたので買っておこうとしていたのだが直ぐに出港と言われ、島で買えることを期待して乗り込む。
数組のファランを含め、船内はほぼ満席。
Googlemapで調べたところ島にも薬屋はあるようだったが埠頭からはちょっと離れたサイゲーオビーチの集落の辺り。
大した距離でもないけど一旦そこまで行ってまたソンテウ乗り場まで戻ってくるのも面倒だな、7-11にもあるかと入ってみると、薬品を並べてある棚に見たこともない緑の塗り薬を入手。
7-11を出ると近くのレンタバイク屋に100THBという看板が掲げられていた。
ウォンドゥアンビーチをソンテウで往復することを考えたら一日100THBなら安いかと店先のおっさんに聞いてみると100THBは釣りで一日400THBだったので予定通りソンテウで向かうことにする。
1時前にチェックイン、未だかつてないくらい早い時刻だ。
空はまだ持っているようだったので着替えてビーチに出る。
タイは5連休なのだけど人はそれほど多くなく、目の前にはファランの中高年夫婦が二組日向に座っている。
陽が高いのでタイ人はまだ出てきていない。
空は一面の雲におおられているお陰で気温は30度に届かず涼しい。
タイ人的にはアカートディー(いい天気)。
ビアチャンとナムトックムーの昼飯を食べて昼寝。
おっとその前に日焼け止めを塗っておかないと。
しばしビーチチェアーで微睡んでいると案の定、強い日差しに炙られていた。
ビーチにタイ人が出てきたので時計を確認すると4時をまわっていた。
ほんと、こいつら昼間は何をしているんだろう。
小雨がぱらついて来たのでいったん部屋に戻ると間も無くサーーっと来た。
夜はいつものようにTom Pizzaにまた出かけてみると30人くらいのタイ人グループが席を占めていてモーラムをガンガン鳴らしガンジャ吸いまくりで大層騒々しかったので避ける。
マリブのあたりまで行ってみたがTom Pizza以外で店先でBBQをやっている店はなく結局ホテルまで戻る。
ここにもBBQセットがあるのか、とメニューを眺めてみるとイカ、蟹、ムール貝、エビ、サラダのセットのそれが800THB、ムール貝単品は250THB、エビは400THBとなっていたのでだったらセットの方が得かとそちらを選ぶ。
（蟹は品切れと注文時に言われる）
エビは味噌が少ないので極上とまでは行かないがそこそこの味、イカはいつものようにプリプリ、ムール貝は塩味が程よく美味かった。
グラスワインが別レシートになっていたのを見て禁酒日であることを思い出した。
今回の部屋はコネクティングルームにもできる小さなバンガロー。
薄いドア部分から当然のように隣の客の声が聞こえてくる。
隣はファラン旦那＋タイ人家族のようだが、誰かが屁を発する音まで聞こえて来た。
テント並みの防音性の低さだ。
それでも9時過ぎには皆さん大人しく眠りについたようだが、寝ぼけたのだろう、子供が叫んだ声で夜中に目が覚めてしまった。
睡眠薬を追加で半欠け飲む。
それでも普段よりはぐっすり眠れたようで7時半に目を覚ました。
朝食はチェックイン時に指定しておいたカオトムタレー（海鮮お粥）。
食べている間に徐々に客が増え始め、テーブルは9割がた埋まってしまった。
このホテルでこれだけ人がいるのはすごく久しぶりだろう。
宿にとっても台風がこちらに来なくてホッと胸を撫で下ろしているに違いない。
こういうのはリベンジ旅行って言うんだっけ、コロナで自粛していた反動なんだろうな。
食後はビーチの散歩。
今回は宗教関係ではなく王室関係（誰かの誕生日）の祝日なので、満潮ではなく干潮。
しかもかなりの。
ウォンドゥアンビーチの両端は岩場になっているのだが、それがはっきり顔をだしている。
岩の隙間には長さ15〜20cmくらいの海鼠がうじゃうじゃ。
つま先でつついたくらいじゃ殆ど反応しない。
砂浜には無数の砂の小山。
高さ2〜5cmくらいのが数限りなく続いている。
蟹の巣だ。
海藻はなさそうだからプランクトンを食べているのだろうか。
北側に歩いて行く。
なかなか良さそうなVimarn Samed Resortの先には、岩だらけの小さな岬がはっきり現れ、その向こうには隣のアオチョービーチまで岩場が続いている。
この状態ならこのまま歩いていけそうだ。
ホテルに戻りビーチチェアを確保すると徐々に日が射してきた。
油断すると日焼けでズル向けになってしまうので日焼け止めをしっかり塗る。
目の前のファランじいさんが背中を焼いてるけど、それ大丈夫か？
高緯度地方の日差しとは凶暴さが違うぞ
昼はガイヤーンとソムタムパラー。
プリック5メットと言うと驚かれるところまでがお約束。
ちょっと上品ながらここのガイヤーンも美味い。
これならわざわざTom Pizzaに行かなくてもいいだろう。
そしてチェックビンをしたらたったの150THB。
街中ならこんなもんだろうが観光地なので多分間違っているはずだけどボーペンニャン。
午後は降りそうで降らず、夕方までビーチで過ごした後にシャワーを浴びるために一旦部屋に戻る。
昨晩のうるさい奴らはいなさそうなので今夜はTomPizzaに出かけようとホテルのレストラン前を通りかかったらここでもBBQをやっていた。
それをちょっと眺めていると、昼間のおばちゃんに「サワディーカー」とワイされてたのでそのまま席に着いてしまった。
同じBBQでも今晩はビーフシェラスコ。それとヤムタレー。
外国人を意識されてしまったのかヤムタレーの方は全く辛くなく好みじゃなかったが、イカと海老は美味かった。250THB。
シェラスコは甘味の味付けながら許容範囲。
肉もOKレベル。
シェラスコにはサラダもついて300THB。
島なんで料金はこんなものだろうな。
飯を食べ終わると他にやることもないのでiPadでNetflixを見て過ごす。
朝にサーーっと小雨が降ったけどその後に晴れてきてサバイサバイ。
昨日、一昨日と目の前にいたファランの中高年夫婦たちはもう島を出たようで今日はいなかった。
タイ人客もだいぶ減った。
ビーチでFBを見ていると、プーケットで新婚旅行のイギリス男性とそれを助けようとしたタイ人が亡くなったという記事が流れていた。
先日もチャーン島で遊泳禁止を無視したファランが二人溺死したというニュースがあったばかり。
記事には「遊泳禁止の旗を無視して」と書かれていたけど、ここでもそうであるように、タイではほとんどのビーチでそんなものはないか、あっても目立たず、ライフセーバーや監視所もなく完全に自己責任。
亡くなった方は気の毒だけどそれがタイ。
そもそも波が高いのに水に入っていくのが間違っている。
最近はガイドブックも小説も紙の本を持ち歩くことはなくいつもiPad。
Amazonを眺めていてMFゴーストと言うコミックが面白そうだったのでダウンロードした。
しげの秀一作、現代版のイニシャルDで、前作のAE86がGR86に、主人公は藤原拓海の弟子と言うことになっている。
同じく公道レースであるのだが、富士山噴火後の復興を目的としたクローズドコースでの公道レースということで色々と煩い世の中の批判を巧みにかわしているようだ。
もちろんバリバリ伝説〜イニシャルDに繋がるバリバリのレースシーンは健在で途中でやめられなくなり既に発売されている14巻全てを購入してしまった。
バンペーのボートチケット売り場で「ウォンドゥアン行きのスピードボートはない」と言われてナダン港行きのスローボートでやって来たのだが、どうやらこのビーチにもこのWhite
Sharkだけは送迎を行ってるようで赤い船体が2隻並んでやって来ていた。
乗客の格好からしてこれからシュノーケリングに出かけるような感じではないのでバンペーとの間で運行されているのだろう。
今日の昼もガイヤーンとソムタムパラー。(イサーンかよw)
今日も150THBだったのでどうやらこの価格はあっていたようだ。
腹の上に紐かなんかが落ちてきたのかと思ったら緑色の細い蛇が横切って木に登っていった。
こんなの初めて。
なんかラッキーなことあるかな？と思ったらその後の情報でどうも毒蛇だった模様。
一昨日と同じシーフードBBQ。
季節的なものかそれとも天候が悪く漁に出れないだけなのか、今日もカニはない模様。
それでも満足。
朝食を摂っている最中に小雨が来た。
今日は2時ぐらいの船でバンペーに戻ろうと考えているので止むのを待ってビーチチェアを確保。
その後は陽が差すようになって来た。
天気予報通り。
12時にソンテウをよんでもらうようチェックアウト時に言っておいたにも関わらずやって来ないのでレセプションに再度依頼するも10分待ってもやってこない。
この分だと12:30のボートに間に合わないのでさらにプッシュすると「迎えは12:30に来ればいいのかと思ってました。船は1時でないのですか？」
ああ、やはりそうなってたか。
依頼した際にレセプションで彼の隣にいたおばさんが話に割り込んできたから話が中断され伝わらなかったのだろう。
「チケットはもう購入してありますか？」
「いや、まだ」
「だったら今日は船がたくさんあるので大丈夫です」
少々待って敷地内までやって来たソンテウでナダン港に向かう。
120THBの大型スピードボートを逃したので窓口で声をかけてきたおばさんにスピードボートの値段を聞いたところ200THBと言われ、スローボートは30分後だったので「じゃスローボート」と言うと150THBに下がった。
そうか、こんなものも料金交渉できるのか。
スピードボートは流石に早く10分程でバンペーに到着。
往路のヌアンティップ埠頭ではなく前回同様その隣のウォンドゥアンリゾートのオフィスのある埠頭だった。
そこのボートターミナルにはロットゥのチケット販売を行なっているブースは無さそうだったのでエカマイ行きで以前使ったことのあるロットゥー乗り場に向かうと「パタヤ行きはない。バスターミナルまで行ってバスで行け」と言われ、ヌアンティップ船着場まで向かうとそちらにはロットゥーカウンターがあった。
「パタヤ行きのロットゥーある？」と尋ねると
「ちょっと待ってください」とどこかに電話した。
「今日はもう無いそうです。タクシーはどうですか？」
「いくら？」
「700THBです」
ウォンドゥアンのATMが無くなっていて現金はギリギリしか無かったはずなのでポケットを探ってみたらかろうじて足りていた。
パタヤまでは1時間余り。
これなら快適でリーズナブルだ。
サメットもこの手があるなと思った最後のサメットであった。
ちょうど台風が近づいて来ていて出発の前日には南部スラタニー県のフェリーは全便欠航とするという情報が伝わってきたがバンペーに到着したらフェリー乗り場は大賑わい。
雨もほとんど降ってなかった。
お昼なのに気温は27度と過ごしやすく、夜は23、4度とちょっと肌寒く感じるほどでA/C要らず。
雨は時折パラパラと来るくらいだった。
宿にもWiFiがあったようだがAISの5Gが普通に入るのでそれを利用した。
日本からの旅行者ならSIM2FLYを使えばいいのではないだろうか。
| 日付 | 区間 | 移動手段 | 料金 | 所要時間 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 7/13 | エカマイ - バンペー | バス | 184THB | 3h | 以前のバスが復活していた。 8時過ぎに到着したがまだ満員じゃなかったらしく8時ちょうど発のバスに間に合った。 |
| バンペー - ナダン港 | スローボート | 70THB | 40m | 台風の影響で欠航が危ぶまれたが波がちょっと高い程度だった。 |
|
| ナダン港 - ウォンドゥアンビーチ | ソンテウ | 50THB | 10m | 次から次へと満車だった。 | |
| 7/16 | ウォンドゥアンビーチ - ナダン港 | ソンテウ | 250THB | 10m | ホテルに呼んでもらう。 |
| ナダン港 - バンペー | スピードボート | 150THB | 10m | 200THBが150THBに下がった。 |
|
| バンペー - パタヤ | タクシー | 700THB | 1h30m | バンペー港で手配 | |
| 7/17 | Central - 北バスターミナル | Bolt | 73THB | 10m | インストールはしてあったものの初めて使ってみたBolt。 ぼったくりタクシーやソンテウのタクシー利用より安くモタサイなみ。支払いが現金しかできないくらいで使い勝手はGrabとさほど変わらず。 車のボロさは関係ないか？ |
| パタヤ - エカマイ | バス | 131THB | 2h10m | 連休最終日とあって人気のパタヤはすごく混んでいて2時間待ち。 |
| 日付 | 宿泊地 | ホテル名 | 料金 | お勧め度 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 7/13-15 | ウォンドゥアンビーチ | Voungdeuan Resort | 5,547THB/3Days | ☆☆☆ |  スタンダードルーム。 狭いバンガロー |
since 2022/7/23
