タイの年金の年次更新

（2023/12）

タイで働いていて年齢55歳で受け取れる年金そのものについてはいくつかのサイト（ランシット日記 / ZERO ASIA）で取り上げられているものの、加入月数が180か月以上の場合に毎月受け取れる年金の年次手続きについてはネット上でもあまり情報がなかったので書いておこうと思う。

毎月微々たる金額を振り込まれているタイの年金、いつまで続くのだろうと思っていたら「タイ大使館で生存証明書をもらってきてください」と10月に入ってからタイの支社の事務の子から連絡が来た。

そんなものいきなり行ってもらえるものなんだろうか、とWebサイトを見てもいまいちよくわからないので在東京タイ大使館に電話をしてみると日本語を話すタイ人職員が「予約は必要」そして「パスポートのコピーには公証役場の認証が必要」とのこと。

次に職場近くの公証役場に電話すると「予約は必要なくすぐにできる」とのことだったがサイトからダウンロードしたフォーマットに氏名やパスポート情報を記入したものを持っていくのだそう。
料金のほうはネットで調べると認証だけで9,500JPY。

提出した書類に不備がありWordで作り直し（だったら最初から作ってくれよ！）、それに公証人の目の前でサインをして肝心のパスポートのコピーを添えてその人のサインを袋とじして20分くらいでなんと11,500JPY。
のちほどネットで調べてみたら弁護士資格を持ったリタイア組がやっているのだそうだがいい商売してるなー。

それをもって翌日の10時過ぎに目黒にある在東京タイ大使館に初訪問。

移住の最初の時はマレーシアでED VISAを取ったし、働き始めた時はラオスでB VISA、一旦仕事を辞めた時は同じくラオスで観光VISA、転職の時はベトナムでB VISAを取ったのでここに来るのは初めて。

ネットで予約した書類をプリントし警備室に提示して入場。
予約システムでは10時から11時しか予約ができず不思議だったが、タイらしく予約時間は全く関係ないようでこの印刷した予約票が重要だった模様。
来館者はタイ人1/3くらい、残りはVISAの申請に来たと思われる日本人がほとんどで多分観光VISAなのだろう、銀行口座の入金額が足りず日本語で係官に何度言われてもそれを理解できず追い返されてる日本人おっさんもいた。

館内で整理券を取ると間もなく番号を呼ばれる。
（東京より詳しい）在大阪タイ領事館のサイトからダウンロードした申請書、11,500JPYも掛かった認証済みのパスポートコピー、それにパスポート本体を提出。
書類の確認後料金5,000JPYを支払う。
そして20分ほど待ったのちに領事か誰かのIDカードのコピーの添付された証明書を渡され終了と手続きは簡単。
これだったらタイのように担当官の前で青ボールペンでサインすればよくないか？？

この書類をタイに送って現地で手続きを行ってもらった。
ということで現地で手続きできる人が必要と思われる。

結局月3,000THBちょい程度の受け取りのためにかかった費用は以下の通り。

因みにこれを毎年行わなくてはならない模様で、東京在住だからまだいいものの、電車賃と手間をかけて地方から出てきたら割に合わないだろうな。

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