Siam Cultural Park

(2013/10)

情報収集

今週はThai Blogsというサイトでミニ・ムアンボーラン(Ancient City)と紹介されていたSiam Cultural Parkとやらに行ってみようと思った。

しかしこのサイトには行き方の記述はあるものの地図が載っておらず、ググってみるとTrip Advisorのサイトが出てきてそこには地図も載っていた。

ところが念のためGoogle mapで検索してみるとそちらに出てきたのは同じラチャブリー県ながらTrip Advisorとはまったく別な場所。
これだからタイの位置情報は、とそこで出てきたタイ語で再検索すると今度はさらにもう一ヵ所別な場所が出てきて、そちらの英語名はSiam Human Imagery Park。

都合三ヵ所。
いったいどれが正しいのやらと、タイ語の表記でググってみるとここでやっと本家のサイトに到達。

しかしそちらにはGoogle mapは使われておらず、あったのはタイ語表記の略式地図と住所のみ。
タイではデフォルトで上を北にするとかどちらが北かを表示するという習慣がないため、わかりづらいその地図を頭を傾けながら解読した結果、向かいにある寺の名前から上記のうち最後の位置情報が正しいことがわかった。
ふ〜〜。

近所のバンペーという交差点名と施設名称をタイ語で書き取ってロットゥー乗り場に向かった。


到着

ラッチャブリー行きのロットゥーはCMPからではなくSuzukiのディーラーの北側から出ていた。
チケットを買う際にバンペーの交差点で降ろしてもらうよう頼んでおく。


より大きな地図で thiland を表示

ナコンパトムを通過する4号線がかなり渋滞していて、ダムヌンサドゥアックへとつながる325号線とのバンペー交差点まで二時間もかかった。
車を降りて周りをぶらついてみたものの、目的のSiam Cultural Parkは見当たらず、歩いていくには遠そうだったのでそこにたむろしていたモタサイで向かうことにした。

チケット売り場で「コンディアオ(ひとり)」と告げると顔を見ながら「タイ人ですか?」と尋ねられた。
「日本人だけどタイで働いている」
「IDカードはありますか?」
タイの免許証を差し出すといつものようにタイ人料金になった。


Hall of Fames

ゲートを抜けて最初に現れてきたのはHall of Famesという展示館。
ここは館内撮影OKですよと案内の女性に(もちろんタイ語で)声をかけられる。

入って最初の部屋に飾られていたのは全然知らないタイ人に混じってなぜか、ガンジー、マザーテレサ、ケ小平と毛沢東などの写真。
ここってタイと仏教に関する展示施設じゃなかったっけ??
ナコンパトムのフンキープンにもガンジーやリンカーンはあったからガンジー、マザーテレサは世界の偉人ということで許せるとしてもあとの二人はなに?
建設費用のいくらかを中国が負担したんだろうか?

それからはぜんぜん知らないタイ人の蝋人形の部屋が続いていく。
なんか偉そうな人であることは雰囲気で伝わってくる。

一番印象的だったのは肩からシャンバッグを提げてパイプを咥えた長髪の人。
後で調べてみるとSueb Nakasatianという自然保護活動家だったらしい。

そしてやっぱり出てきた、ホーチミン、マザーテレサ、毛沢東にケ小平。
蝋人形自体はよくできているし入場料は込み込みで安いから許せるけど、いったいなんなんだ、このポリシーのなさ。


三時代の仏像

その建物を出て池にそって歩いていくと三体の仏像が並んで建っていた。
それぞれ時代が違うらしく、アユッタヤー、スコータイ、チェンセーンと説明書きが置かれていたがそれほど興味もないし違いもよくわからないのでスルー。


Jajuka Light and Sound Cave

次はJajuka Light and Sound Caveという洞窟。
「どうぞ、お入りくださ〜い」と若い女の子が声をかけてきた。

貧しい男が自分の子供を売り払って酒池肉林の生活をしてみたが最後には腹が爆発して死んでしまった、みたいなストーリーらしかったが、あとで聞いてみたらタイ人のあいだでは有名な仏教説話らしかった。

しかしここもそういうバックグラウンドを知らなければ面白くもなんともなく。


各地方の高僧の住まい

その次は各四地方の高僧の住居を表した家屋が続く。

これらもその高僧がどんな人かを知らないので全く興味を覚えず。

このへんですいません、ここに来たのは間違いでしたと気がついた。


各地方の民家

それに続くのは各地方の人々の生活の様子。
家屋自体も中央、北、イーサーン、南と形式が違うらしいのだが高床式である共通点以外よくわからず。
たぶん寺や仏塔の違いのほうがわかりやすいかもしれない。

最後も仏像。
これはどうやらインド様式らしかったが申し訳ないけどほんとうに興味を覚えず。

結局、ここはタイの文化というより仏教感を事前に理解しておかなければたぶん来るに値しないような博物館であった。


データ

区間 移動手段 料金 所要時間 備考
アヌサワリー - バンペー交差点 ロットゥー 80THB 2h Suzukiのディーラーの北側から出発するラチャブリー行きをバンペー交差点で途中下車
バンペー交差点 - Siam Cultural Park モタサイ 30THB 3m  
バンペー交差点 - サーイターイ
(南バスターミナル)
ロットトゥアー  70THB 2h
サーイターイ - ラングナーム タクシー 131THB 30m  

入場券 80THB(タイ人料金)


since 2013/11/11

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