左側の建物が市庁舎
そういえば、先月は忙しすぎてさすがにどこにも行ってなかった。
何処か近場にでも行こうかなと思っていたところに某MLでソウルオフが開催されるという案内が来た。
さっそくAXESSを叩いてみるとNRT-SELはCなら空いている。
ちょうど、昨年6月に行ったときのチケットが切れそうなので行ってみるか。
# でも、ふつーは一泊二日で海外旅行は行かないよなぁ。
10:00発のJL951に乗るために7時前に家を出る。さすがに眠い。
ソウルには2回行っているが、2回ともHND-FUK-PUSだったのでこの路線を使うのは初めて。
フライト時間が2時間ほどなのに成田まで2時間半もかかるのは、なんかばからしい。
少なくとも近距離便くらいは羽田発着にして欲しいぞ。
JL951便は強い西風の影響で10分ほど遅れて韓国・金浦空港に到着。
空港のカウンターでホテルを確保することにする。
ここのおばちゃんは日本語が通じる。
「ソウル市内のホテルに泊まりたいんだけど」
「一人ですか？」
ホテルのプライスリストが出されたが、さすがに上の方は日本と値段がほとんど変わらない。
一泊だし、安いところでいいだろう。
【歩き方】を参考にして明洞にある、METRO HOTELにする。
「じゃ、このMETRO HOTELをお願いします」
おばちゃん、ホテルに電話をかける。
「シングルは一杯なのでダブルでいいですか」
ダブルでも70180KRWだとのことなのでOKする。
ここはバンコクとは違い予約金みたいなものは払わなくてすむみたいだ。
「このホテルは初めてですね、場所わかりますか」
行き方を教えてもらうとどうやらロッテホテルのすぐそばらしい。
今日の集合場所はロッテホテルなのでちょうどいい。
「電車は時間がかかるからバスで行きなさい」
というのを聞くふりをして地下鉄(600KRW)で市内へ向かう。
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左側の建物が市庁舎 |
JLのCTOに寄っていこうとして市庁舎で地下鉄を降りるが出口を間違えて徳寿宮の方にでてしまった。
目的地は大きな通りをはさんで向こう側。あ〜あ。
また階段を降りて地下道を進む。
ソウルの大きな通りにはこのように横断歩道がなく、すべて地下道になっていて不便。
それにほとんどが階段でエスカレータはまず見かけない。
コートを着ていたせいもあり汗だくになりながらJLのCTOに到着。
14時をまわっていたせいもあり、以前SEL-BKKのTG C OWを発券した旅行代理店は閉まっていたがこっちは開いていてほっとする。
CTOの土曜日の営業時間は17時までのようだ。
PNRを見せてSEL-(JL Y)-FUK-(JL J)-TYO-(YY C)を発券(646400KRW)する。
これで今回の目的の2/4(チケット消費/新しいチケットの買い出し)は達成した。
(ちなみに残りは全州屋でビビンバプを食べることとオフに参加すること）
ホテルまでは地下鉄で一駅なのだがたいした距離でもないので街を見ながら歩くことにする。
ここら辺には広い道の両側に高いビルが並んでいる。
徳寿宮を皇居に見立てて東京に例えれば大手町あたりに相当するのだろう。
ロッテホテルをわき目で見ながら地下道を通り明洞に渡る。
METRO HOTELは乙支路入口駅の近く。明洞エリアの中でも北に位置する。
外見はちょっと古そう。
高級ホテルではなく値段通りのビジネスホテル風。
レセプションでは日本語が通じてほっとする。
チェックインしボーイに部屋まで荷物を持っていってもらうと
「モデルの女の子を紹介します」 ときた。
ほほぉ、これがうわさに聞いていたやつか。
バンコクでもこういう形で声をかけられたことはないのに、韓国でいまだにホテルのボーイがこんなことをしているのにはちょっと驚いた。
「友達と約束があるから」と断る。
ここですんなり引き下がるあたりはやはり韓国だったが、そろそろこういうことはやめた方がいいんじゃないか。
> 韓国
部屋で一休みした後、小腹が減ったので外に出てみる。
ホテルのちょうど斜向かいに冷麺やらビビンバプなどの写真を店先に出している店があったので入ってみる。
案の定、周りに貼っているメニューはハングルだらけ。
「○※△□」何か言われたがさっぱりわからん。
おばちゃんの視線が周りに助けを求めている。
「ネンミョン(冷麺のこと）」と覚えたてのメニューを言って指を一本立ててみる。
「ネンミョン？」おばちゃんも指を一本立てる。
「うんうん」よかった、通じたようだ
運ばれてきた冷麺をおばちゃんがはさみで麺をちょきちょき切ってくれる。
ここの冷麺はスープが真っ赤でイメージしていたものとはちょっと違った。
スープを飲んでみるとやはりちょっと辛い。
麺はゴムのように伸びて間違って多めに口に入れると食べるのに苦労する。
甘いたくわん(だとおもう)と水一杯付きで4000KRWだった。
先ほどの店は禁煙マークがついていたのとやはり食後にはコーヒーを飲みたかったので喫茶店を探す。
ホテルの通りにドトールを発見し、店に入ると、作りは日本のドトールとまったく同じ。
案の定ハングルメニューのみだが「ブレンド・コーヒー」というと通じた。
1700KRW、日本とほとんど同じか。
客は意外と少なく、数組のカップルとなぜかつえを突いたじいさん一人。
ブレンドコーヒーは日本のドトールより味が薄く感じる。
待ち合わせ時間までまだ時間があるのでコーヒーをすすりながらどこに行こうか考える。
「歩き方」をめくってみるがソウルは観光資源が乏しく興味をそそられるものは、もうあまりない。
近いことだし、徳寿宮にでも行ってみるか。
徳寿宮は乙支路3路から歩いて10分ほどだが大通りのたびに地下を通らなければならないのが面倒だし、疲れる。
せめてエスカレータでも付けてくれればいいのにと思ったが、韓国人で太った人がいないのはこういう原因もあったのかと納得した。
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徳寿宮の桜 |
徳寿宮へは入り口で700KRWを払って入る。
まず目に飛び込んできたのは桜。
ピークはちょっと過ぎたようでところどころ葉桜になりつつあるがきれいだ。
ここは観光客というよりも一般市民のような人たちが多く、歴史的な展示物に興味を示すわけでもなくベンチに越しかけるなどして思い々々
に寛いでいる。
日本でもありそうな穏やかな休日の昼下がりの公園の光景という感じだが日本と決定的に違うのは、−景福宮でも以前多く見かけたが−
ウエディングドレスとタキシードを身にまとった新婚カップルの記念写真撮影だ。
気取ったポーズでフレームに収まるさまは、なんか、なぜか見ているこっちが恥ずかしくなってしまう。
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新婚カップルの記念撮影 |
噂によると中国本土では記念写真を撮るときはちゃんとポーズを取るらしいし、ブータン人に見せてもらった写真も映画俳優のようなポーズ
をつけていた。
世界的にはそういうほうが主流なのだろうか。
そろそろ肌寒くなってきたので集合場所のロッテホテルに向かう。
30分ほど待って一人をのぞき集合。
タクシー3台に分乗して景福宮に向かう。
メンバーの中に在韓11年のM氏がいたのですんなり行けた。
タクシーを降りてたどり着いてのはやはり「歩き方」にのっている土俗村。
店先のウインドウのなかで鶏の丸焼きが回っている。
どうやら参鶏湯の店らしい。
う〜む、朝鮮人参のあの臭いは苦手なんだけどなぁ。
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土俗村〜ちょっとピンボケ〜 |
普通の参鶏湯と烏骨鶏の参鶏湯があるとのこと。
日本ではめったに食べれるものじゃないので烏骨鶏の方にしてみる。
（参鶏湯 10000KRW / 烏骨鶏の参鶏湯 15000KRW)
烏骨鶏は身が黒いだけでなく骨まで黒い。
なんかコウモリでも食べているようで見た目は気持ち悪い。
味はちょっと濃厚かもしれない。
日本だと3000JPYと8000JPYくらいの違いがあるらしいがそれだけの価値はないかも。
量が多くオンドル部屋ということもあり途中で食べきれなくなってしまった。
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向こうにあるボールがマッコリ |
二次会は地元の人が集まるというバラックのような店へ。
拡張されたという半地下の部屋には人いきれと話し声が充満し圧倒される。
壁には落書きがびっしり書かれている。
背中どうしがぶつかりそうなくらい狭いスペースでみんな飲んでいる。
テーブルについて周りを見渡すと、各テーブルには5,6Lは入りそうなボールの中にマッコリ（韓国風どぶろく）がなみなみ入っている。
つまみはホッケしか見当たらない。
M氏によればこの店は、見たとおり自家製のマッコリが有名でつまみはホッケと野菜炒め、冷ややっこしかないそうだ。
潔いといえば潔い。
結局、10人でマッコリをボールで二杯、たぶん10Lくらい飲んだだろう。
これとホッケ三皿（こっちは無条件ででてくるらしい）で12000KRW。
なんじゃ、そりゃ。
場所はよく覚えていないがこの店はおもしろかった。
三次会はみんなが泊まっている、豊田ホテルへ移動。
約90000KRWだというツインの部屋はちょっと狭いがちゃんと設備の整ったきれいな部屋だった。
これならラブホテルもどきのMETRO HOTELよりこっちの方がいいだろう。
(ただし、場所はいまいち)
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機材は747-100。CのシートはWIDER PITCH NOT SKYLUXE。
2F席の一番前だったので足元に余裕があったが、他の席はどうだったのだろう。
この時期のソウルは東京とさほど気候は変わらなかった。
寒いかと思ってフィールドコートを着ていたら昼間は汗ばむ程だったが朝晩はちょっと冷えた。
この店のマッコリはふだん日本で飲み慣れたものよりちょっと
ぴりっとしたがあいかわらずアルコールが軽めで飲みやすかった。
浴びるほど飲んだにもかかわらず次の日には残らなかった。
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since 2000/03/11
