【4/11 ソウル】

さて、今日はどこへ行こうか。ベッドに横になりながら「歩き方」をぱらぱらとめくる。
う〜ん、やっぱり興味を惹かれるようなところはないなぁ。

とりあえず今回の旅行の最後の目的である、全州屋に行ってみよう。

☆★☆ 全州屋 ☆★☆

実は初めて韓国に来たときに明洞の世宗ホテルに泊まったのだが時間がなかったこともあって全州屋に行き着けなかった。
今回は時間もたっぷりあることだし、多少は明洞にもなれてきたのでぜひ今回はビビンバプで有名な全州屋に行ってみたいと思っていた。
今回は地図に載っていたサボイホテルを目印に行くとすんなり見つけることができた。
店内は思ったより小さく、朝だということもあるが客はだれもいない。
テーブルにつくと日本語も書かれたメニューが差し出されたが迷うことなくビビンバプを注文(7500KRW)。

昨晩M氏に聞いたとおり、量はちょっと少なめ。
ふだん目黒で食べているものと比べて御飯自体に味がついている。
テーブルにコチジャンがでていなかったのが不満であったが、味はなかなかよい。
量が少ないのも朝飯にはちょうどいいだろう。

ビビンバプを片付けた後、昨日とは違うドトールで再度、今後の予定を考える。
ヨイド(汝矣島)から観光船がでているらしい。周遊で一時間。
ちょうどいいかもしれない。
よし、これにしよう。

地下鉄でヨイドのひとつ手前のヨイナルへ向かう。
駅を出ると通りには桜が咲いており、大勢の人たち（主に家族連れ）が思い々々に春の日ざしを楽しんでいる。
週末の多摩川に似ていなくもないが、川沿いに一定間隔でずら〜っと並んだ、間口１間くらいの店が特徴的だ。
これで屋台料理でもあればうれしいのだが売っているのはジュースとお菓子、それにカップのインスタントラーメンばかりでどの店も ほぼ同じ内容。
カップルや家族連れがカップ麺をすすっている。 なんだかなぁ。

☆★☆ 観光船 ☆★☆

川沿いをしばらくぶらぶら歩いていると船着き場が見えてきた。
チケットはどうやら別の建物で売っているようだ。
唯一書いてある英語の表記によると周遊とそうでないものがあるらしい。
「ヨイドtoヨイド」
「Round Trip?」とおやじ。
そうそう、ラウンドトリップ。
「乗り場はAだ」と言ったような気がしたのでそちらに向かう。

周遊船は有明けからでている水上バスのような感じで、中には売店もある。
地元の人たちでほぼ満員の乗客を乗せてまもなく出航。
最初は漢江をさかのぼる。風がちょっと肌寒い。

まもなく国鉄の鉄橋の下をくぐる。
ちょうど黄色と緑のツートンカラーのセマウル号がソウル駅に向かっていった。
そういえば前回はあれに乗ったなぁ。

現代の社宅？

船はヨイドのはずれまで行っていったん船着き場に着いてから今度は川を下り出す。
船の上からヨイド側を見ると10階建て以上の団地が目に付く。
中には現代と書いてあるものもある。たぶん現代の社宅なのだろう。
この島はソウルのベッドタウンなのかもしれない。

ほぼ1時間でまた出発点に戻った。
乗船客が多く、「のんびりと」という感じにはなれないがちょっと離れてソウルの街を眺めるのも一度はいいだろう。

昼も過ぎたのでそろそろ飯を食べることにする。
またも、「歩き方」をぱらぱらとめくる。
え〜っと、ヨイドに何かいい店はっと。
芸能人のやっている焼き肉屋ときのこ料理の店とお粥屋かぁ。
う〜ん、なんかいまいちだな。
ま、この焼き肉屋・シンジョンにでも行ってみるか。

こんなカラフルなアパートも

船着き場から歩いていくが店がどこにあるかよく分からない。
ここら辺はオフィス街らしく日曜の今日は人通りもほとんどない。
睡眠不足も相まって探し回っているうちにだんだん疲れてきた。
帰りの飛行機の時間もそろそろ気にしなければならなくなってきたので、今回はあきらめてヨイドの駅にでも向かうしかないか。
(次の機会に目的を残しておくのも見るべきものが少ないソウルではいいかもしれない）

ヨイドの駅の交差点では何軒か店があった。
ちょうど角の建物が食堂がはいった建物のようだ。
建物の中に入って店をのぞきながら歩き回るが、看板はすべてハングル。
明洞と違って写真を出している店もなく、なんの店かもよく分からない。
マクドナルドもあるがここまできてそんな物を食べてもしょうがない。

う〜む、困った。せめて漢字か英語で書いてあると助かるんだがなぁ。
屋台が何軒かあったからそこら辺で適当になんか食べるとするか。
横断歩道を渡るとおでんやら焼き鳥を売っている屋台があったので焼き鳥を二本ほど買って食べるが全然足りない。
しょうがない、空港でちゃんと食べることにしよう。

そろそろハングルも勉強しないとだめかなぁ。

ヨイド駅から地下鉄に乗って空港に向かう。
JLのカウンターでFUK行きJL972便にチェックイン。
「JGCだから」と偉そうに振る舞って後ろにいる者の迷惑もかえりみずわがまま言い放題のおやじや脇から平気で割り込んでくる おやじ（やくざ風）にちょっとむっとする。
JLの甘やかしすぎも悪いがどうもこの便に乗る人たちはマナーがなっていない。
あらためてJLの乗客が嫌いになる。

チェックイン後、フードコートで遅めの昼飯を食べる。
ここはカウンターの向こうのおばちゃんも多少の日本語が通じて楽。
プルコギ、トッポキ、キムチで飯を食う。

トッポキは屋台でよく見かけて試してみたかった。
見た目がソーセージぽいが餅の一種で、赤い色をしているので辛そうだが実際に食べてみるとまったく辛くなかった。
ちょっと肩透かしをくった感じ。

機内ではずっと寝たままでFUK着。
JALカードClub-A Goldではカードラウンジにも入れず、スーパーシートなのにサクララウンジにも入れずで喫茶店で時間をつぶす。
なんかまちがっているぞ > JL

19:30付近はFUK発の便が6本ほど集中しているせいもあり手荷物検査場が激混み。
そのせいと羽田でも着便が混んでいたためトータルで30分のディレイ。
ま、それでも羽田からだから近くてよかった。

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【目黒の韓国料理屋】

目黒にはなぜか韓国料理の店が多い。
そのなかでも石鍋ビビンバで有名なのが目黒通り沿いのその名も 「明洞」。
キムチやコチジャンをたっぷり入れて食べるのが好きだ。

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