バクタプルの街並み
★パタン
★交通事故！
★バクタプル
★絵画学校？
★ラウンジは日本人ばっかり
★国王かもしれない
またしても6時に起こされる。ねむい。
トイレの窓を閉め忘れたせいか蚊がうるさく夜中に何度も起きて蚊取り線香とキンカンでたたかった。
荷物をあらかたまとめてフロントへ向かう。
ソファーに座ると「どうぞ」とチャーを差し出してくれた。
こういうの気配りはありがたい。
タクシー(と昨日はいっていたがどうやら白タクらしい)で早朝のカトマンドゥの街を走る。まだ車は少ないが人は結構歩いている。
通勤風の人たちもいる。みんな早起きだなぁ。
15分ほどでパタンに到着。
なぜか人が多い。それもネパーリばかり。どうやら祭りがあるために人が集まっているようだ。
カトマンドゥのダルバールスクエアに似た広場に出た。
ここも同じくダルバールスクエアというらしい。
お約束のいんちきオヤジが近づいてきた。「No guide,No money!｣で追い払う。
カトマンドゥのダルバールスクエアとここの大きな違いは民家が近くにあること、外国人がいないこと(早朝のためかもしれない)、それになんといっても人が多いことか。
パタンを後にしてバクタプルに向かう。
郊外に出てしばらく一本道を走るとそれまで快調に飛ばしていたのに突然渋滞にはまった。
ドライバー氏によるとどうやら交通事故らしい。
交通整理しているふつーの人(オマワリはどうしたんだ！)に従って先頭まで進むと前のつぶれたティンプーと倒れたバイクが見えてきた。
ヘルメットが転がっている。
どうやらこの二台が正面衝突したみたいだ。
血だらけになって別のティンプーに運び込まれている人がいる。
支えられながらも歩けるということはライダーは無事のようだ。
よかった、よかった。
それにしてもけが人をあの狭いティンプーに乗せて病院まで連れていくのだろうか。
救急車でさえ乗り心地が悪いのに、あれだけは勘弁して欲しいな。
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バクタプルの街並み |
バクタプルにはそれからほどなく到着した。
ゲートがあり、そこで入場料を払う。($5or300Rp)
またしてもここにもダルバールスクエアがあった。
ここは全体を城壁に囲まれたれんが造りの古い街だ。
中世のヨーロッパにでも来たような感じがする。
しかも普通の人々が暮らしている。ここには声をかけてくるうっとおしいやつもいない。
めしやもあるし両替屋もある。カトマンドゥのように騒がしくもない。
居心地がよさそうだ。この街でしばらく過ごすのもよいかもしれない。
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| 犬を連れた少女。このあと金を請求された。 |
し・か・し、一つだけ大きな問題がある。
それは道が迷路のようになっていることだ。
どこの行ってもれんが造りの似たような道が建ち並び、なかなか目印となる建物を決めにくい。
私は決して方向音痴ではないし、むしろ勘はいい方なのだが、やっぱり迷った。
朝から何も食べていないのでモモでも食べようと思いダルバールスクエアに向かうつもりがDattala Squareに出てしまった。
ダルバールスクエアに似ているがだいぶ離れてしまったようだ。
ちょうど両替屋があったので\1000ぶん両替したついでに聞いてみるとダルバールスクエアへは10~15分ほどかかるらしい。げげっ。
もう、疲れたよ〜。
ダルバールスクエアに戻ると二人組みに声をかけられた。
「私たちは学生で絵を描いています。もしよかったら私たちの学校に見学に来ませんか」
「俺はモモが食いたい。時間がないから遠慮する」
「モモなら地元のレストランを教えてあげます。ちょうどそのレストランへ行く途中ですから、ぜひ学校に寄って行ってください」
う〜ん、なんか弱そうなやつらだからいいか。
学校の入り口はせまく、中は暗かった。階段を登り2回へ上がると7,8人
の生徒が曼陀羅を書いていた。
隣の部屋へ案内され、作品を次々と見せられる。
ふ〜ん、こういうことか。
たしかにきれいなのだが、買うほどの興味はない。
おそらく高いんだろう。
「時間がない」
と言ってその学校を出たが追っては来なかった。しつこくないのはいいな。 適当に教えてもらった(曼陀羅を買えば連れて行ってくれたのかもしれないが)モモが食える店に向かうが、また迷った。
本当にわかりづらい街だ。10時に宿に戻るつもりだったがもうすでに9時40分を過ぎている。
まぁ、11時までに戻れれば余裕でしょ。
それにしても腹へった。なんか食べたいなぁ。
道に迷いながらも車に戻ったときには10時をとうに過ぎていた。
ドライバーはそうとう待ちくたびれていたようだ。
「(パシュパティナートに行かずに)ホテルへ戻るけどいいか？」
ガートがあるというパシュパティナートへはぜひ行ってみたかったのだがこの時間じゃ無理だな。
しょうがないからあきらめるか。
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| この街では耕運機がタクシー代わり |
カトマンドゥの街に戻ると大粒の雨が降り始めた。
そのせいか渋滞しているのでドライバーは時計を気にしている。
飛行機のフライト時間が13時過ぎなので気を使ってくれているんだろうけど、まだ余裕でしょ。いざとなったら30分前でも乗れるし。
(と、悪い習慣がついてしまった)
なんとか11時前には宿にたどり着きチェックアウトする。
宿のパンフレットと名刺をたくさん渡された。
「友達に紹介してください」
「インターネットで紹介しますよ」
「よろしくお願いします」
Fuji G.Hですよ、Fuji G.H！これで約束は守ったな。
タクシーで空港へ向かうがタメルがすごく渋滞している。
「いつもこんなに込んでいるの」
「道が狭くて車が多いから込むんだけど、今日は特別。国王が来ているから交通規制をしていて表の道が通れないんだ」
いずこの国も一緒だな。
「それでも国王を尊敬している？」
そう聞こうとしたがやめた。
30分ほどで空港へ到着。すぐにチェックインをする。
期待はしていなかったがTG専用のラウンジがあるようだ。
朝から何も食べていないのでサンドイッチくらいはあるかと思い行ってみるが、食べ物はポテトチップとピーナツのみだった。
あ〜あ、もう一度モモとトゥクパが食べたかったな。
GWのせいだろうか、ここには日本人ばかりワンサカいる。
バンコクのドンムアンも結構日本人ビジネスマンが多いがここの違うのは中年〜老人の日本人夫婦が多いことだ。
一瞬、ここはどこなのかわからなくなる。きっと、例のパックツアーのメンバーなのだろう。
13時過ぎにボーディングを開始するがCはほとんど日本人。
あちこちで日本語が飛び交っている。なんだかな〜。
なかなか動き出さないのでどうしたんだろうと思っていたら、一番前の入り口に赤い絨毯が敷かれている。
軍人やSPらしき人に囲まれて老夫婦が乗り込んできた。
もしかすると国王かもしれない。でもどうしてTGなんだろう？RAにすればいいのに。
それでもなんとか18時にはバンコク・ドンムアン空港に到着した。
今回はネパール国内は6日間しかないのに最初の予定とは違ってチトワンにも行ってしまったせいかあわただしかった。
(予定の変わるのはいつものことであるが、、、、)
ネパールは思っていたよりも人が穏やかで旅をするにも楽だし、自然も美しい。(ちょっと観光客慣れしているきらいはあるが)
ただ残念だったのはヒマラヤが雲に覆われてほとんど顔を見せてくれなかったことだ。
冬に来ればもっと天気はいいとだれかが言っていたのでもし次回来ることがあれば絶対、冬に来ようと思う。
しかし、その前にブータンにも行っておかないとなぁ。