リアルタイムで見れなかったので堤vsドネアのWBA世界バンタム級タイトルマッチの試合が早速Youtubeに上がっていたのを見た。
1,2Rは堤が素早い動きを見せ、4Rも快調に攻めるがラウンドの終わりぎわにドネアの右であわやダウン。
その影響か続く5,6Rは動きが悪く省エネモード。
それでも体力が回復するに従い撃たれてもガンガンに攻めていくいつものゾンビモードに入る。
経験から来るものか、ドネアもカウンター狙いを含めた反撃を行う。
しかし9,10Rになると両者とも動きが悪くなる。
そしてなぜかハグから始まった12R、両者最後のパワーを絞る切るように打ち合う。
結果2対1のスプリットデシジョンで堤の勝利が決まる。
殴られても殴られてもどんど前に出ていく堤、43歳とは思えないパフォーマンスを見せたドネア。
本当にいい試合だった。
試合後の記者会見。
腫れ上がった鼻で試合後会見に臨む堤。
「鼻、折れてると思うんですけど」と尋ねた記者に対して、
「鼻、折れてますよね、これは。今、多分人間の正しい鼻をしてないと思うんで」と堤。
対して、左手の拳の4本の指の付け根に血豆ができて潰れたと記者団に拳を見せるドネア。
「それだけ左が堤に当たっていたのに彼は倒れなかった。彼は非常にタフだった」とコメント。
この会見でドネア陣営は一人のジャッジの117-111という判定に不満があったようで、これに関しては元世界チャンピオンの内山も同じことを言っていたが同感。
せいぜい116-112（2R差）で115-113（1R差）くらいの僅差かなと思っていた。
破壊力のある有効打はドネアの方が多かったが、手数は堤が圧倒していたのでそこを評価されたのだろう。
次は12/27の井上尚弥vsアラン・ピカソ、アンダーで中谷と拳四朗も登場。
